#682【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第5弾E型 リキシマン(アニメカラー)
今回は、丸越製のデカ消し・第5弾、E型の、、
アニメカラーで塗ったので「リキシマン」。日本出身の正義超人のペイントです
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、丸越製「デカ消し」を塗装
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
塗装の様子をYoutubeの動画で見る
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可塑剤を抜く塗装前の下処理
デカ消し・第5弾に封入されていたブックレットです。
5弾のブックレットはカラー表紙に9人の超人。完成度の高いブックレットなんです。
ラインナップにはウォッチマン、チエの輪マンなど、このリキシマンと同じく第21回超人オリンピックの出場超人も何体か入っていました
塗装前の状態です。
筋肉がうまく表現されたキンケシ。特に目立った汚れや傷もない良好な保管状態でした
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
キンケシ・デカ消しの色塗り前の下処理は、およそこんな感じで進めていきます
・煮沸して、曲がりクセを直し、表面に付いた埃や油分をとる
・ベンジン漬けして、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させてMr.スーパークリアつや消しを吹きつけて塗装下地を作る
水性塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り
そして塗装です。
色塗りの様子は、使ったカラーごとにハイライトで見ていきます
下地塗装
まずは下地から
まずはシタデルカラーのコントラスト・アポシカリーホワイトです。
同じくグリフチャージャーグレイ
バシリカヌムグレイ
黒で上塗りする箇所の下地にしました
この辺りは水で希釈しながら薄くして塗っていきました
シタデルカラーのコントラストは、ベース・シェイド・ハイライトがひと塗りで表現できるカラー。
仕上げや上塗りに使うことも多いと思いますが、色の境目に流れ込みスムーズな色分けができて、顔料を含むので下地にもなるんでこんな使い方をしています
ふんどし、まわしのカラーは紫
下地として、シャイシュパ―プルを塗りました
下地の最後は肌のカラー。
ファレホのモデルカラー、ミディアムフレッシュトーンです。
フレッシュカラーの中でも濃いめのカラーです
ファレホはスペイン発の水性アクリル塗料。
フィギュア塗装には使いやすく、粘性高くて隠ぺい力が強いため肌のカラーは何色かでキャラによって塗り分けしながら使っています
工程は下地塗りから上塗りの2段階。
下地に使ったカラーがこちら
上塗り塗装
ここからは上塗りです
紫の上塗り。
シタデルカラーのBASE、フェニシアンパープルです
隠ぺい力は強い、明るい紫
アニメカラーのリキシマンには最適のカラーだと思います
続いてリストバンドはカラーを青系に、シタデルカラーのザ・ファングです
下地が塗ってあったとはいえ、しっかり色が乗りました
使用した筆は、基本は模型用の面相筆。
面積の広い箇所はブラシを使って時短させながら色を入れていきました
白は、シタデルカラーのホワイトスカー、歯に上塗り
上塗りで用いた塗料がこちら
塗装にかかった時間は約60分でした
意外と今回の塗装で重要なカラーの黒
ファレホのゲームカラー・ブラックを使いました
大銀杏を含め頭髪、眉、そしてまわしのさがりの部分は黒だったのでそこにも塗りました
口・まわしのマークの上塗り、シタデルカラーのメフィストンレッドです
目、ファレホのモデルカラー、アイスイエロー
肌の上塗りに、シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて薄めた状態で染め塗り
陰影が出て、質感が向上しました
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹きかけて乾燥させて完成
これがトップコートになります
リキシマンは、アニメでの呼び名、原作ではウルフマン。相撲がモチーフの正義超人で、超人強度は80万パワー。超人相撲の最高位、横綱。
デカ消し・でかキンケシは、レギュラーシリーズのキン消しよりも一回り大きい、体長約9㎝のゴム消しフィギュアで
キン肉マン第1次アニメブームだった1984年~86年ごろに展開された、全12弾、各弾約10体のシリーズでした
塗装後がこちら
塗装シーンのみのYoutube動画
塗装シーンのみの映像
まとめ~あわせて読みたい記事
ウルフマンとしての原作カラーではまわしの色が青でした
そのカラーでも次回ペイントしてみたいと思います
ということで今回は、キン肉マンのデカ消し第5弾E型から、リキシマン。
アニメカラーでペイントしました
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