丸越製デカ消し【第5弾E型】ミートくんを筆塗りリペイント|水性アクリルで原作カラー再現#1043

2025年11月17日

9cmサイズの丸越製デカ消し・ミートくんを水性アクリルで原作カラーにリペイント。下処理から色分け、仕上げまでの手順を、使用塗料とともに丁寧に解説します。

丸越製デカ消し【第5弾E型】ミートくんをペイントします

今回は、丸越製デカ消し・第5弾E型より、キン肉マンでも人気のキャラクター「ミートくん」をリペイントしました。
使用した塗料は、いつも通り 水性アクリル(ファレホ+シタデルカラー)。9cmサイズで塗りやすく、筆塗りにちょうど良いフィギュアです。

第5弾E型のラインナップには、スペシャルマンウルフマンなどの正義超人、ウォッチマンチエノワマンといった個性的なキャラも収録されている、魅力的なパートです。


塗装前の状態:経年劣化はあるが造形は良好

塗装前は、多少の黒ズミや汚れが見られましたが、造形自体はきれいな状態でした。
ペイントに影響はないため、いつもの手順で下処理から作業を開始します。

高さ9cmのデカ消しは、標準的なキンケシとは違う独特のフォルムで、塗装していて新鮮な印象を受けました。


原作カラーを意識した色構成

今回のリペイントは 原作の配色を再現 することをテーマにしました。
白・赤・フレッシュを中心にした、シンプルでメリハリのあるカラーリングです。

ここからは、下処理から仕上げまでの工程を順に紹介していきます。


【下処理】デカ消し塗装の定番フロー

デカ消しの下処理は、いつも以下の流れで行っています。

1:煮沸して形を整える

ゴム素材を柔らかくし、余計な油分や埃を除去します。

2:ベンジン漬け込み(一晩~2日)

可塑剤を抜き、塗装が乗りやすい状態にします。

3:乾燥後につや消しスプレーで下地作り

Mr.スーパークリア(つや消し)を吹き付け、塗料の食いつきを向上。


【塗装工程】使用カラーと筆塗り手順

塗料は ファレホを中心にシタデルカラーを要所で併用
筆塗りだけで色分けから仕上げまで行います。

使用した筆は

  • 面相筆(細部用)
  • 広い面積はブラシで効率アップ

工程は 下地塗り → 上塗り の2段階です。


1. 下地塗り:フレッシュ系で明るさを確保

最初に、ファレホ「パンツァーエース 肌色ハイライト」を全身へ。
ライトフレッシュ系カラーで、後の色ノリを良くする狙いがあります。

下地は平筆で一気に。デカ消しでも3〜4分で完了します。


2. ボディカラー:ベーシックスキントーン

下地が乾いたら、ファレホ「ベーシックスキントーン」で肌色部分を塗装。
ムラを抑えるため、シタデル「ラーミアンメディウム」で薄めながら丁寧に塗り進めました。


3. 白の色分け:ホワイトグレー

シャツや目はファレホ「ホワイトグレー」。
ややグレー寄りで隠ぺい力が高く、薄く重ね塗りすることでムラを防止しました。
広い面は筆先で“叩き塗り”するように、優しく色を乗せています。


4. 黒のディテール:瞳・「にく」文字

シタデル系のブラックで瞳、額の「にく」を描き込み。
小さい面積ですが、キャラの印象が決まる重要ポイントです。


5. 赤の差し色:ブラッディレッド

最後にファレホ「ブラッディレッド」を使用し、

  • 口元
  • パンツ・ブーツ
  • 胸の「MEAT」文字

を鮮やかに彩色。隠ぺい力が高く、非常に塗りやすい赤でした。

仕上げにホワイトグレーとスキントーンで補色し、色ノリの弱い部分を微調整。
塗装時間はおよそ 40分 でした。


ミートくん豆知識:原作では重要キャラ

ミートくん(本名:アレキサンドリアミート)は、
50万パワーのシュラスコ族・正義超人。
王位争奪編ではミキサー大帝を破る活躍も見せ、先鋒としてマンリキと戦った人気キャラです。


【仕上げ】クリアコートで保護して完成

塗装後はソフト99「ボデーペン クリア」を全体に吹き付けて保護。

乾燥後に台座へセットし、フロント~リアビューまでしっかり確認して完成です。


まとめ:原作カラーでよみがえるミートくん

今回は、丸越製デカ消し【第5弾E型】ミートくんを、
水性アクリル塗料で原作カラーにリペイントしました。

デカ消しは塗りやすく、色分けも楽しめるサイズ感なので、
筆塗り派の方には特におすすめの素材です。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年11月17日

Posted by Mさん模活時間の記録