昭和のキンケシを令和にリペイント!デカ消し第4弾「ダイヤマン」を水性アクリル塗料で塗装 #926
昭和に発売された懐かしのキン肉マン消しゴム(通称キンケシ)を、令和のいま水性アクリル塗料で塗装しています。
今回は、9cmサイズの大型キンケシ「デカ消し」シリーズから、第4弾D型にラインナップされた《ダイヤマン》をリペイントしました。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
当時のパッケージ&付属ブックレットもご紹介
こちらが、ダイヤマンが含まれていたデカ消し第4弾D型の当時のブックレットです。正規品を製造していた丸越のアイテムで、4弾のパッケージにはこのような小冊子が同梱されていました。
このシリーズには、他にもペーパーミイラやパーソナルマンなど、マニアックで個性豊かな超人たちが多数ラインナップされています。


塗装前の状態と準備工程
塗装前のダイヤマンは、やや汚れや黒ずみがありましたが、大きな問題はなく、通常の工程で塗装準備を行いました。



キンケシの塗装前処理は以下のような手順で進めています:
- 煮沸処理:熱湯で形を整え、表面のホコリや油分を除去
- ベンジン処理:可塑剤を抜き、PVC素材を安定化
- 下地作り:乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を吹き付け、塗料の定着を高める
ベースカラーと全体塗装
まずは**シタデルカラー「LAYER:パリッドウィッチフレッシュ」**を水で薄めて全体に下塗り。
この工程により、後の塗料がムラなく定着しやすくなります。作業時間は2〜3分程度で完了します。

次に、ダイヤマン全身を**ファレホ「ゲームカラー:メタリックシルバー」**で塗装。
シルバーの発色を均一に仕上げるため、**シタデルカラー「テクニカル:ラーミアンメディウム」**を混ぜて筆塗りしました。

仕上げに陰影をプラス
シルバーが完全に乾燥した後、目地や陰影を意識して、胸や目、膝まわりなどに**シタデルカラー「シェイド:ナルンオイル」**を流し込みました。
この工程によって立体感が増し、仕上がりに深みが出ます。

使用した塗料と道具
今回の塗装では、以下の塗料を使用しました:
- シタデルカラー(Citadel Colour)
ゲームズワークショップ製の水性アクリル塗料。隠ぺい力が高く、マットな質感が特徴。 - ファレホ(Vallejo) ゲームカラー
滑らかな塗り心地で筆ムラが出にくく、広範囲の筆塗りに適した高品質塗料。鮮やかな色合いと強い塗膜が魅力。

筆塗りは、模型用の面相筆や広い部分に適した平筆・刷毛を使い分けて、効率的に進めました。
塗装時間は、全体で約15分ほどです。
仕上げと完成レビュー
塗装後は、**ソフト99「ボデーペン・クリア」**を全体に吹き付けてコート。しっかり乾燥させて仕上げました。

最後に台座を取り付け、フロントビューとリアビューもバッチリ。



まとめ|キンケシ・デカ消し「ダイヤマン」塗装レビュー
今回は、昭和の名作「キン肉マン」から、丸越製・デカ消し第4弾D型のダイヤマンを、水性アクリル塗料を使って塗装しました。
シンプルながら大きな塗装面積と、目地の工夫がポイントとなるキャラクターです。
今後も、こうしたレトロフィギュアの塗装・リペイントをブログで紹介していきますので、ぜひご覧ください!

■これまでのダイヤマンの塗装(別個体・カラー)記事