#863【消しゴム塗装】ジャンクマン(キン肉マン デカ消し丸越製第4弾)

2025年2月21日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第4弾D型の、ジャンクマンをペイントします。ボディは紫、当時のアニメカラーを意識した色分けにしました
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しキン肉マン第4弾「ジャンクマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

デカ消しの第4弾D型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で4弾のパッケージにはこれが入っていました

主人公のキン肉マンはじめキン骨マンやイワオといったおなじみのキャラ
ザ・ニンジャや今回ペイントのジャンクマンといった悪魔超人もラインナップされています

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

塗装後のレビューを先に
塗装面積の大きい紫カラーもムラなく塗ることができました
黒、金、シルバーも入って意外とバランスの取れた配色になりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました

全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、下地が完全乾燥したのち、両腕のジャンクハンドに塗った紺色
濃いブルー、シタデルカラーのBASE、ザ・ファングです
粘性が高く、隠ぺい力の強い青カラーです

ここで最も面積の大きいボディカラーの紫
色分け箇所を、丁寧に面相筆で塗っていくところからスタート
ファレホのゲームカラーで、ラストフルパープルという塗料を使いました

ライトな紫ですが、粘性高く隠ぺい力は強い塗料
白で入れた下地も効いて、一発で色が乗っていきました

銀色を塗りました。ファレホのゲームカラーで、シルバーです
ジャンクハンドに

続いて、濃いグレーカラー
シタデルカラーのLAYER、エシングレイを使用しました
こちらも両腕に

腕部、脚部のデコレーションに金色です
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーというメタリックの塗料を使いました

手の部分、パンツ、ブーツのカラーは黒です
ファレホのゲームカラー、ブラックを使用です
扱いやすい、粘性高く隠ぺい力の強い黒カラーです

一部、口に濃い赤色
シタデルカラーのBASE、コーンレッドという塗料を使いました

ゴールドに上塗りで装飾を。ファレホのゲームカラー、ブラッディレッド
鮮やかな赤カラーです
点を打つように、塗るというよりも盛るイメージで色を入れました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

最後は質感を高めて陰影を出すために
シタデルカラーのシェイド、紫の液体塗料・ドルーチバイオレットを水で薄めて染め塗りしました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約60分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第4弾
ジャンクマンを、当時のアニメカラー・ボディ紫、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

ジャンクマンは、プレス機がモチーフになった悪魔超人で、悪魔六騎士の一人です
超人強度は600万パワーで、オーストラリアが出身とされています
両腕に備えるプレス機は、ジャンクハンド。超人硬度9の鉱物も、原型をとどめないスクラップにしてしまいます
ジャンクハンドは形状を自在に変化、ボディにトゲ状の突起を出すことも。
また後方の攻撃には、後頭部にダブルフェイスを出現させることもできてしまいます

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました

◆関連するジャンクマンの模活記録記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年2月21日

Posted by Mさん模活時間の記録