#664【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第4弾(D型)キン肉マン(緑マスク)
今回は1980年代、当時物のでか消し、丸越製のシリーズ第4弾D型から、キン肉スグル・キン肉マンを緑マスク、ジャンプ連載初期、一時的に掲載されたイメージカラーで塗装しました。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・緑マスクのキン肉マン知ってますか?
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
先日塗装したSUPER軍団シリーズに続いて2体目の緑のキン肉マンの塗装です。
塗装の様子をYoutube動画で
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可塑剤を抜く塗装前の下処理
第4弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
このキン肉マンをはじめモンゴルマン、ジャンクマン、キン骨マンなど、有名どころ、ちょっとマニアックな超人と、なかなか個性的な弾でした。
まずは塗装前の状態です。
経年の黒ずみ、汚れ、そしてゴムのプレスの際にできたゆがみなど気になるところは多少補正しながら準備をしていきました
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
このキン肉マンは、先日の「曲がりクセ・可塑剤対策」の企画動画でスマイルマンと一緒に下処理をしました。
一般的には事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料(シタデルカラー&ファレホ)で色塗り
そして塗装です。
色塗りの様子はハイライト映像にまとめています。
工程は下地塗り~上塗りと2段階。
まずは下地塗装
まずはキンケシに直接塗装して、下地を作っていきます。
シタデルカラーのコントラスト、イアンデンイエローという塗料。
最終的に黄色に塗る箇所の下地として使いました。
ヴォルパスピンク。
下半身、タイツのイメージでしょうか、上塗りでピンク塗装をするところの下地にしました
このコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
緑、今回のカラーリングの特徴的なマスクの下地、ワープライトニングです
ブーツの部分の下地には、青系のグリフチャージャーグレイです。
面積の大きい肌の下地はキンケシに直接塗りこみ。
ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンです。
もっとも一般的な肌のフレッシュカラー。
顔料多く粘性の高い、隠ぺい力の強いカラーです。
ここ数か月、これまでメインで使ってきたシタデルカラーと並行して、スペイン発の水性塗料ファレホを使うようになりましたが、シタデルよりも全体的に明るめのカラーが多い印象でキンケシの塗装仕上がりもだんだん明るくなってきました
こちらが今回のキン肉マンの下地塗りに用いた塗料です。
上塗り塗装
上塗りに入ります
上塗りもカラーごとに見ていきます。
黄色、アヴァーランドサンセットを上塗り。
口、目、とさかの部分、マスクの顎、リストバンド、パンツのバンド部分とこまごま塗装箇所はけっこうありました
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
まずはファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブで緑のマスクを上塗り。
濃い黄緑、オリーブ色。
最近は、緑と言えばこれを使っているカラーです
下半身のタイツの上塗りにファレホのゲームカラー、スクイッドピンクを塗りました
意外と今回の塗装では面積の大きかったカラー
こちらも粘性の高い隠ぺい力の強いカラーなので、むらなくきっちり着色できました
下地に塗ったヴォルパスピンクも効いていました
足元、ブーツは青、マクラーグブルーです。
シタデルカラーのBASE塗料。隠ぺい力高く塗装はスムーズでした。
グリフチャージャーグレイを塗った箇所に上塗りしました
目と額の肉マークは、ゼブラの超極細マーカー、マッキーケアで書き入れ。
肌の上塗りに、シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました。
色目が落ち着き、質感が高まりました
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを吹き付けて、乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後
塗装後がこちら。
「緑色マスクのキン肉マン」は1979年の『週刊少年ジャンプ』No.22とNo.39の表紙に登場したもので、今回はそのカラーイメージで塗ってみました
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塗装シーンのみの動画
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デカ消し・でかキンケシは、キン肉マンがブームとなった第1期アニメ放映時の1984年~86年ごろに株式会社丸越さんから発売されていたゴム消しフィギュアで、体長約9㎝。
各弾約10体で、全12弾まで展開されていたシリーズでした
キン肉マン、キン肉スグルは、物語の主人公。キン肉星の王子。
のちに第58代大王となります
というわけで、今回は丸越製のデカ消し第4弾、D型から、キン肉スグル・キン肉マンの緑マスクバージョンのペイントでした。
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