#549【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第3弾(C型)ザ・魔雲天

2023年4月8日

今回は懐かしい当時物、昭和レトロ、キン肉マン、でかキンケシの第3弾、C型から悪魔超人・ザ・魔雲天の色塗りです。

Point☆

・昭和レトロ、丸越製「デカ消し」って知ってますか?
・昔のキン肉マン消しゴムに短時間で色付けをする
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法

塗装の様子を動画で!

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塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。

お馴染みのペールオレンジ。経年のくすみ、汚れは多少ありますが、色塗りには影響なさそうなので下処理をいつも通り進めて、塗装していきました。

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

筆塗り塗装

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはベースカラーのアバドンブラック。
腰に巻いた黒帯のカラーとして着色しました。

次に白です、コラックスホワイト。
これで仕上げではないですが、メインボディの胴着の色として塗りました。
あとは途中で入れる目の色の下地として塗っています。

この辺りは下地となるカラーですので完全に地の色を隠蔽できなくても、全体にもれなく塗っておくことの方が大事なので、気をつけて着色していきます。

3色目はボディカラーのモルガストボーン。
手、足、頭部に塗りこみます。

ここで先に、目の色の黄色、今回はフラッシュ・ギッツ・イエローを塗りました。

ボディのメインカラーとしてカラクストーンを上塗り。
この塗料はシタデルカラーのレイヤー、重ね塗りが前提の色で隠ぺい力は弱いのですが先の下地が効いていてすいすい塗れていきます。

胴着は今回3層の塗料で構成します。
2色目は、レイヤーカラーのホワイトスカー。
ベースに塗ったものよりも明るめの白です。

ここで陰影をつけるため、シェイドカラーのナルンオイル。
目の縁やくぼみ、影になるところに流し入れていきます。
胴着のしわや、影になっているところもこの塗料で表現しました。

仕上げにドライブラシします。
まずは胴着の白に、プラゼティ・ホワイト。
これでさらに白が明るくなります。

最後はDIOのドライブラシ専用塗料を肌、岩石の部分に。
岩や、濃い肌の表現をするときに使っている塗料です。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

塗装にかかった時間は約50分でした。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。

動画でチェック※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

ザ・魔雲天について

ザ・魔雲天は、7人の悪魔超人の一人で、ネパール出身。超人強度は50万パワー。
巨体の重量と怪力を活かしたファイトで、柔道戦法で戦います。
必殺技はマウンテンドロップ。秩父で戦った、テリーマンを苦戦させました。

まとめ~あわせて読みたい記事

これらの超人が展開された第3弾、C型のブックレットです。

この弾は、7人の悪魔超人編のものが多かったようです。

こんな感じの封入で、当時、確か100円だったと思いますが、おもちゃ屋さんやお菓子屋さんで売られていましたね。

というわけで、今回はでかキンケシシリーズ第3弾から、ザ・魔雲天の色塗りでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年4月8日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c