紫に託したもう一つの正解|デカ消し「ハングキラー」筆塗りリペイント記録#497

2023年1月26日

丸越製の9cmサイズデカ消しハングキラー」を、あえて紫カラーで再解釈。原作やアニメの配色差に着目しながら、煮沸・可塑剤抜きなどの下地処理から丁寧に仕上げた筆塗りリペイントの記録です。

Youtubeで塗装動画

この記事で伝えたい3つのPoint☆

① あえて“正解を外す”彩色の楽しさ
原作・アニメ・資料ごとに異なるカラー設定を踏まえつつ、今回は紫という独自解釈でペイント。固定観念にとらわれない色選びの面白さを伝えています。

② デカ消しならではの存在感と魅力
丸越製の9cmサイズという大きさだからこそ味わえる迫力や、当時物ならではの質感・ノスタルジーをしっかり感じられる内容です。

③ 丁寧な下地処理と筆塗り工程の重要性
煮沸や可塑剤抜きによる下地作りから、水性アクリルによるフリーハンド塗装まで、一切手を抜かない制作姿勢と工程の大切さを紹介しています。

before~after

デカ消し、第3弾のパッケージに封入されていたブックレットです
丸越製の正規品にはこれが入っていました
3弾はキン肉マンをはじめブロッケンウォーズマン、悪魔超人もステカセキングマウンテンなど有名どころをそろえたラインナップ
今回のハングキラーやフラッシャーバルーンが、どちらかというと地味キャラです

まずは塗装前の状態です。汚れはありますが大きな損傷などはありません。
高さ約9㎝です 40年以上前の消しゴムですが、良好な保管状態にあったと思います

塗装後のレビューを先に
アニメのドクターボンベのカラーリングを参考に色分け
露出している肌の色は、紫にしたのがポイントです

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました

かなり白に近い、いちおうフレッシュカラー、全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、下地が完全乾燥したのち、紺色です
シタデルカラーのBASE、ザ・ファングです

ボディスーツのカラー
ドクターボンベにしてもハングキラーにしても、塗装は結構手間暇かかるんです
あとの紫がうまく塗れて色分けできるように、下準備として塗った感じもするこの青です

カラー自体は、粘性高く隠ぺい力強いのでとても扱いやすい

2色目は頭髪カラー
シタデルカラー、BASE、コラックスホワイトです
顔料を含んだ、隠ぺい力強い白
少しグレーがかっています
下地も効いて、一発で色が乗りました

ここで紫
使ったのは、ファレホのゲームカラーで、ラストフルパープル
愛用している紫では、一番明るいカラー
先に塗ったボディスーツの青との色分けを意識して、時には面相筆で細かく着色させながら色を入れていきました

脚部、ひざの部分に赤です
濃いカラー、シタデルカラーのBASE、コーンレッドを使いました

これがアクセントになりました

パンツの部分に黒です
ファレホのゲームカラー、ブラック
色分けが細かくなってきたので、極細筆を使いながら色を入れました

肩の部分にスポットで銀
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

仕上げにかかります
シタデルカラーのシェイド、ドルーチバイオレットを水で溶いて紫を塗ったボディに染め塗り
これで質感が高まり陰影が出ました

同じく、頭髪部分には、シタデルカラーのコントラスト、ブラックテンプラーです

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約60分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第3弾C型から、ハングキラーを、ドクターボンベの紫のアニメカラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

今回のこのハングキラーののちの姿、ドクターボンベの超人強度は78万パワー。超人界最高の専門医で、プリンスカメハメの主治医でした。
無痛の手術を麻酔なしで手掛ける
霊命木から覆面を削り出して作る
ロングホーンを骨に加工し移植手術をする
人工心臓を作る
など様々な職人技でキン肉マンたち正義超人をサポートしました。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
レギュラーでは各弾約10体、全12弾までリリースされていました

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年1月26日

Posted by Mさん模活時間の記録