#596【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第2弾(B型)サンシャイン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第2弾、B型のサンシャインを塗装しました。
・夢の超人タッグ編以降デザインのサンシャインのデカ消し
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
保管状態はよく、綺麗でした。サンシャインのデカ消しでは頭、首が少し傾く癖があるので下処理でできるだけ修正しました。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはベースカラーのアヴァーランド・サンセット。ほぼ全面に塗りました。
黄色の少し濃い色味の「BASE」塗料で、顔料が多く隠ぺい力の高いカラー。
キンケシの地にそのまま塗ってもしっかり色が乗っていきました。
サンシャインのこのデカケシは2体目の塗装。
前回は、下地色+コントラストの「イアンデンイエロー」という塗料を使って塗っていったのですが、今回はBASE+シェイド+ドライブラシと、少し変えてみました。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
今回カラーリングの参考にしたのはアニメ版のキン肉マンです。
塗装にかかった時間は約50分でした。
塗りこんだベース塗料を完全乾燥させて、次は、シェイドカラーのナルンオイル。
サンシャインの造形で掘られたすじに、スミ入れ的に流し入れる格好で全面に流し入れるように塗り入れていきました。
目は黒、アバドン・ブラックでくぼみの部分に書き入れ。
次に紫・フェニシアンパープルというカラーで、額と胸の日輪マークを塗りました。
下地を塗り残しておいた箇所で、顔料多めの下地塗料なので、地にそのまま塗っても色のりしていきました。
シェイドカラーが乾燥したのち、今回の仕上げは、明るい黄色・フラッシュギッツイエローというカラーをドライブラシにして全面に色を乗せていきました。
「LAYER」種類の塗料ですが、上塗りに適しているのでこんな使い方もできます。
今回の塗装では、このドライブラシと、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
前回のコントラストを使った塗装とはまた違う味わいでサンシャインが塗れました。
サンシャインと関連する超人のデカ消し
サンシャインは、砂がモチーフの悪魔超人で、ナスカ平原出身。超人強度は700万パワーの悪魔超人。
パワーファイトと、砂の特性を活かして体の形状を変幻自在に変える攻撃を使います。
タッグ編ではアシュラマンとはぐれ悪魔超人コンビを結成しました。
懐かしい面々のデカ消し・キンケシ。
まずは今回塗装のサンシャインと同じ、シリーズ第2弾でラインナップされたネプチューンマン。
原作カラーの赤で塗装したものです。
次に悪魔将軍。
でかキンケシでは栄えある第1弾でラインナップされました。
最後にサンシャインと同じ悪魔六騎士の一人、ザ・ニンジャ。
シリーズ第4弾でラインナップされたキンケシです。
この辺りのデカ消しはあの頃子供だった世代の皆さんなら、一度は手にしたことがある超人だったかもしれないですね。
動画でチェック!※塗装シーンのみ
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
でかキンケシで第2弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装したサンシャインや紹介した超人をはじめ、テリーマン、ジェロニモ、アシュラマン、など主力どころの超人が目白押しの弾でした。
当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
良き思い出です。
というわけで、今回はでかキンケシ・第二弾B型から、サンシャインの色塗りでした。
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