#870【消しゴム塗装】スネークマン(キン肉マンデカ消し第2弾B型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第2弾B型の、スネークマンをペイントします。ニシキヘビのカラーは銀ねずとゴールドで。
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第2弾B型「スネークマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogで塗装の記録を見る
Youtube動画
before~after
デカ消しの第2弾B型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
2弾は、正義超人からはテリーマンやジェロニモ、悪魔超人もアシュラマン・サンシャイン、そしてパーフェクト超人のネプチューンマンもラインナップで豪華です
今回のスネークマンや、ターボマンが当時としては地味キャラでした


まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。造形もきれいなまま。
多少の汚れはペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で処理を進めていきました



塗装後のレビューを先に
肌の色はイエロー、そしてヘビのカラーは、銀と金を上塗りで工夫して表現しました



可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

下地が完全乾燥したのち、ニシキヘビのカラーから塗装をスタートです
少し濃いシルバー、メタリック。
シタデルカラーのBASE、アイアンウォリアーを使いました
下地の白も効いて一発で色が乗りました
今回はこの上に金を塗るので、乾燥時間も踏まえて先にこのカラーを塗りました

色分け2色目は黄色です。シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
隠ぺい力には課題のある黄色。このカラーは優秀です。
塗装面積はそこそこありますが、こちらも下地が効いて問題なく色が乗りました

3色目。これでほぼ全体の色分けができた感じです
シタデルカラーのBASE、バルサザールゴールド。
ゴールドという名がついていますがブロンズの明るい感じのカラーです
シューズと、パンツに使いました

ディテールに入って口です
シタデルカラーのBASE、コーンレッドを使いました
濃い赤色で隠ぺい力強いカラー

目、超人部分とニシキヘビ両方
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
下地の白が効いてうまく色が乗りました

ニシキヘビの歯の部分にはシタデルカラーのBASE、レイスボーンを使います
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

最後はヘビを金色に上塗り
ファレホのゲームカラー、ポリッシュドゴールドを使いました
液体塗料に近いカラーなので、流し入れるように塗りました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第2弾
ニシキヘビと一体化した人型超人・スネークマンを、水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
スネークマンは、設定はこれでも正義超人
コンゴ民主共和国出身で、超人強度は87万パワーもあります
巨大ヘビに飲まれかけた人型の超人が、格闘の末、一体化したというキメラ超人の設定です。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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