#868【消しゴム塗装】キン肉マン(キン肉マンデカ消し第2弾B型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第2弾B型の、主人公・キン肉マンをペイントします。青コスチュームの戦闘スタイル。
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第2弾B型「キン肉マン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after
デカ消しの第2弾B型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
2弾は、正義超人からはテリーマンやジェロニモ、悪魔超人もアシュラマン・サンシャイン、そしてパーフェクト超人のネプチューンマンもラインナップで豪華です


まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんが、曲がりクセと汚れは目立ちました。
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で、曲がりクセは熱処理で戻して、処理を進めていきました



塗装後のレビューを先に
青コスチューム、リストバンドは白にしています
デカ消しのこの造形のキン肉マンは流通量は少し少ない



可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

下地が完全乾燥したのち、ボディのカラーからスタート
ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンです。
明るめで一般的なフィギュアの肌カラー。
少々隠ぺい力に課題があるので、重ね塗りで対応しました

続いて青です。上半身のコスチュームに。
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイという塗料を使いました
明るい、粘性の高い、隠ぺい力の強いブルー。

唇はピンク。シタデルカラーのLAYER、フルグリムピンクを使いました
だんだん色分け箇所が細かくなってきました

ここで黒。ファレホのゲームカラー、ブラック
額の肉マークと、瞳に書き入れです

ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンを重ね塗り
肌カラーはこれでいったん落ち着きました

赤を使いました
あご部分のマスク、胸のKINマーク、パンツ、シューズに塗っています
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです

仕上げにかかります
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて、薄めて肌カラーに染め塗り
一度濃い目に陰影を出します

白を上塗り。目、口、リストバンド、パンツのベルト部分
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです
隠ぺい力強い、純白カラー

肌を重ね塗り
今度はファレホのパンツァーエース、肌色ハイライトカラーです
先のフレッシュよりもじゃっかん明るいカラー
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

最後は上半身のコスチュームに染め塗り
シタデルカラーのコントラスト、グリフチャージャーグレイを使いました
これで質感を高めます
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約70分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第2弾
青のコスチュームデザインのキン肉マンを、水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
主人公、キン肉マンの造形は、デカ消しのレギュラーシリーズでは3種類存在します
一番流通量が多いのが、パンツスタイル
そして今回の戦闘スタイル青コスチューム、そして、セーター姿の珍しいデザインのものもありました

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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