【キン肉マン デカ消し塗装】丸越製第1弾A型ケンダマンをフリーハンド筆塗りでリペイント#783

2024年11月8日

1980年代の当時物キン肉マン「デカ消し」シリーズから、丸越製第1弾A型のケンダマンを塗装しました。水性アクリル塗料を使い、フリーハンド筆塗りで昭和レトロの魅力を令和に甦らせています。

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塗装の様子をYoutube動画で

この記事の3つのPoint☆

昭和レトロ玩具「キン肉マン デカ消し」の魅力再発見
1980年代当時物のケンダマンを題材にし、懐かしい造形と独特の存在感を紹介。

フリーハンド筆塗りでのリペイント技法
水性アクリル塗料(シタデルカラー&ファレホ)を使った筆塗りによる、細かな色分けと仕上げを解説。

令和に甦るキン消しのコレクション価値
当時の雰囲気を残しつつ新しい表現を加え、懐かしさと新鮮さを同時に楽しめる作品として紹介。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました

この弾に含まれる超人は、今回塗装のケンダマンの他にも、スクリューキッド。
悪魔将軍、バッファローマン、ロビン、ラーメンマンと、1弾にしてそうそうたる顔ぶれのラインナップになっていました

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは露出している肌カラー
腕部、脚部、腹部
ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンを塗りました
一般的にフィギュア塗装で用いている肌カラー

キンケシの地に直接塗っていて、隠ぺい力の心配もあったので、薄く重ねてを実践して、のちほど上塗りをします

シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で薄めて塗りました
ケンダマン本体の目と、台座にするプレートの下地として使いました

先に塗装した相棒のスクリューキッドと同じく、今回の塗装は原作カラーモチーフの彩色にしました
ちなみに鮮やかなカラーリングのアニメカラーで、同じくケンダマンをペイントしたことがありました

銀色です。ファレホのゲームカラー、シルバー
このカラーも、発色がよくて隠ぺい力の強いカラー
下地なしでそのまま塗っても、スイスイ色が乗っていきました

頭部を含むほぼ全面、このカラーになりました

ここで台座プレートを上塗りです
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーを使いました
リングのカラーをイメージしてチョイスした色です

黒です ファレホのゲームカラー、ブラックを
膝あての縁取り、バンド、そして頭部をつないでいる左手からのチェーンに塗りました

ここは極細筆で丁寧に塗っていきました

肌カラー、ファレホのベーシックスキントーンを重ね塗りです
これで、ほぼほぼ塗り残しやムラはなくなりました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

最後は、ボディに陰影と質感をつけるため、シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて染め塗りました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って時短させ、効率よく塗装しました

今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約60分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です

フロントビューからリアビューまで

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
完璧超人のケンダマンを水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

ケンダマンは、けん玉がモチーフの完璧超人で、デンマーク出身
超人強度は1500万パワーです
頭部の巨大な鉄球と、超人硬度10のダイヤモンドでできたボディが特徴
チェーンデスマッチを得意とし、鉄球の重さを利用して投げ技を防ぐのも一流のテクニックを持っています

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年11月8日

Posted by Mさん模活時間の記録