【キンケシ塗装】ラーメンマンを筆塗りリペイント!丸越製デカ消し第1弾A型を水性アクリルで再現 #491
9cmサイズの丸越製デカ消し・第1弾A型より、ラーメンマンを筆塗りでリペイント。水性アクリル塗料を使い、当時の造形を活かした色分けで丁寧に仕上げました。
ラーメンマンを筆塗りリペイント!デカ消し第1弾A型より
今回は、9cmサイズの丸越製デカ消し・第1弾A型より、中国出身の正義超人・ラーメンマンをペイントしました。
塗装はいつもどおり、水性アクリル塗料によるフリーハンド筆塗りです。
この第1弾A型は、記念すべきシリーズ最初のラインナップ。キン肉マンをはじめ、正義・悪魔超人の人気キャラクターが勢ぞろいしている貴重な弾です。
塗装前の状態と下処理工程
塗装前のラーメンマンは、経年による黒ズミや汚れはあるものの、損傷はほとんどなし。
そのため、基本的な下処理を経て塗装工程へ移行しました。
デカ消し塗装の一般的な下処理手順は以下の通りです。
- 煮沸処理:ゴム素材を柔らかくして形を整え、表面の汚れを除去
- ベンジン漬け:一晩〜2日ほど浸して、可塑剤を抜く
- 乾燥&下地作り:完全乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹き付け
この工程で、塗料の定着がよくなり、ムラのない仕上がりになります。
使用した塗料と筆について
塗料は、ファレホ(Vallejo)のモデルカラーを基本に、要所でシタデルカラー(Citadel Colour)を使用。
すべてオール筆塗りで仕上げました。
- 面相筆:細部やライン用
- 平筆・ブラシ:広い面の下地用
作業効率と塗膜の安定を両立しながら塗装を進めています。
下地から上塗りまでの塗装手順
下地塗り
まず、全身に**ライトフレッシュ(ファレホ モデルカラー)**を塗布。
淡いフレッシュトーンで、後の発色をサポートする重要な下地です。
肌の塗装
上塗りにはフラットフレッシュを使用。
濃いめの肌色で、隠ぺい力が強く一度でしっかり色が乗ります。
ムラ防止のため、シタデルカラーのラーミアンメディウムで希釈して薄く重ね塗りしました。
ホワイトとレッドのポイント塗装
足元にはホワイトグレーを使用。ややグレーがかっており、落ち着いた白に仕上がります。
口元や髪の結び目(シュシュ)にはスカーレットレッドを使用。極細筆で丁寧に塗り分けました。
ブラックでの仕上げ
仕上げはブラック(ゲームカラー)。
目・額の「中」文字・弁髪・下半身を引き締めるように塗装。
全体のバランスを整え、完成度を高めました。
塗装時間はおよそ30分ほど。シンプルながらも集中力を要する工程でした。
塗装後の仕上げと完成レビュー
仕上げにはソフト99コーポレーション製・ボデーペン クリアを全体に吹き付け、乾燥後ツヤを抑えた自然な仕上がりに。
台座に固定して、フロントビューからリアビューまで確認。
9cmサイズのボリューム感に、筆塗りならではの温かみが映えます。
キャラクター解説:ラーメンマンという超人
ラーメンマンは、連載初期から登場するキン肉マンの盟友。
元残虐超人から正義超人へ転身し、超人オリンピックでは素顔のまま戦った名シーンも有名です。
のちに「モンゴルマン」として再登場し、悪魔超人軍との戦いで大きな活躍を見せました。
まとめ:水性アクリルで蘇るラーメンマンの存在感
今回は、丸越製デカ消し第1弾A型・ラーメンマンを水性アクリル塗料で筆塗りリペイントしました。
9cmという手頃なサイズながら、塗装次第で驚くほどの存在感を放つ仕上がりに。
キンケシ塗装の楽しさを再発見できる一体でした。