#871【消しゴム塗装】スクリューキッド(キン肉マンデカ消し第1弾A型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、スクリューキッドをペイントします。当時のアニメカラーをイメージして
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第1弾A型「スクリューキッド」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogで塗装の様子を見る
Youtube動画
before~after
記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました


第1弾では主人公のキン肉マンはじめロビンマスクやラーメンマン
悪魔将軍、バッファローマンという敵のボスキャラもラインナップされています



まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ曲がりクセは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました



塗装後のレビューを先に
今回は、肌カラーも明るめ、全体的に鮮やかな仕上がりになりました
フェイスはなくてもネジの彫りをうまく使って特徴が出せました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して少々曲がりクセを解消して、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
かなり白に近いフレッシュカラー
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、肌カラーです
ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンです
粘性の高い塗料ですが少々隠ぺい力に課題があります
後ほど二度目の塗入れをしてしっかり色を出しました

2色目は水色。頭部、腕部、脚部、そしてパンツに
ファレホのゲームカラー・サンライズブルーです
ライトなカラーですが隠ぺい力は強い。
この造形だと、この2色で色分けは基本完了してしまいます

ここで、肌カラーを重ね塗り
再度、ファレホのモデルカラーベーシックスキントーン
で、いったん完全乾燥をさせます

ここからは陰影を付けて質感を高めるために
シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて染め塗り
一度濃い目に影を付けます

続いて水色に液体塗料を上塗り
シタデルカラー、コントラスト、アポシカリーホワイトです
水で溶いて、染め塗りであり流し込むように
彫られたネジのスジに流れていって陰影が付きました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

最後は肌カラーに少し明るめのカラーでぼかし塗り
ファレホのパンツァーエース、肌色ハイライトカラーを使いました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
スクリューキッド、当時のアニメカラーイメージ、水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
スクリューキッドは、アメリカ合衆国ネバダ出身の完璧超人。
超人強度は1300万パワー。ケンダマンとの「乱入コンビ」として、夢の超人タッグ編で登場しました。
ツープラトン、地獄のネジ回し、でモストデンジャラスコンビを倒しました。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
■これまでのスクリューキッドの塗装(別カラー)記事