#671【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第12弾(最新型)パルテノン

2023年12月13日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第12弾、当時、最新型のパルテノンを、水性アクリル塗料で塗装しました。

Point☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消し塗装、丸越製デカ消しではレアな12弾
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

塗装の様子をYoutube動画で

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可塑剤を抜く塗装前の下処理

ようやく入手できたでかキンケシで第12弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、当時の発売デカ消しで最終弾であり、表記は「最新型」。超人は6体です。
名前が、、まぁ当時あるあるのような感じですが、王位争奪編の登場超人で構成されています

まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、シミ、黒ずみがありましたが、造形には特に支障なく色塗りにも影響なさそうだったので、そのままいつも通りの下処理をしていきました。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性アクリル塗料(シタデルカラー+ファレホ)で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

工程は下地塗り~上塗りの2段階です。

まずは水性アクリル塗料のシタデルカラーを使って、キンケシの地に直接、下地塗りをしていきます

最初のカラーはバシリカヌムグレイ
目の部分の下地として着色しました

次にレイスボーン。
シタデルカラーのBASE塗料で、下地ではありますがほぼ今回はこれが仕上げ色になるメインカラー。

2度ほど重ね塗りすれば十分に下地を隠蔽できる粘性の高い、顔料を含む下地カラーです。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。

塗装にかかった時間は約40分でした。シンプルな造形で使う色数も少なかったですが、表面積も大きい造形なので思ったより時間がかかりました。

上塗り。
ファレホの、メタリック、ゲームカラーのポリッシュドゴールド。
ちょっと独特な金色をしていますが、乾くと鮮やかに発色するメタルカラーです

上塗り2色目は、シタデルカラーのレイヤー、カラクストーンを水で薄めてシャバシャバ状態で染め塗りです
主に、溝・陰になっている個所に塗り入れました

目を、シタデルカラーのエシングレーで上塗り

金に塗り入れた装飾箇所の上塗りに、ワープロックブロンズを加えました

仕上げに再度、シタデルカラーのカラクストーンで染め塗りしました

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
パルテノンは、ギリシャ出身、パルテノン神殿がモチーフになった超人で、1500万パワーの超人強度。
人を埋め込んだ人柱から、怨念と憎悪のパワーを照射します
またドロドロに液化させ、触れたものを化石化したり、柱に閉じ込めたりする技も持ちます

塗装シーンのみの動画をYoutubeで見る

塗装シーンのみの動画

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というわけで、今回はでかキンケシ・第12弾当時の最新型から、パルテノンの色塗りでした。

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年12月13日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c