#607【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第11弾(K型)キン肉マンゼブラ(残虐カラー)

2023年7月24日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のキン肉マンゼブラを塗装しました。
残虐ファイター、灰色・黒バージョンの色塗りにしました。

Point☆

・昭和レトロ、丸越製「デカ消し」のキン肉マンゼブラ
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昔のキン肉マン消しゴムを失敗せずに塗装する方法

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塗装前の下処理

当時物、第11弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この辺りの弾のブックレットは、塗り絵ができるという名目での白黒。
この弾は王位争奪編のキャラも多数ラインナップされていました

まずは塗装前の状態です。
保管状態は良好で汚れは少なかったです。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはコントラスト・バシリカヌムグレイ
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で塗りが速いため、時短に効果があります。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

塗装にかかった時間は約60分でした。

2色目は、セレストラグレイ

このカラーは、シタデルカラーの「BASE」塗料。下地に使える顔料多めのカラーなので、キンケシの地にそのまま塗っても、色が乗っていきました。
今回は全身グレイのキン肉マンゼブラ、大きな面積が塗れるブラシで一気に塗りました。

3色目にSADEカラーのナルンオイル。
BASEからSHADEの流れは、シタデルカラーの教科書通りの塗装手順です。
これで全体に少し暗めにトーンが落ちるのと、窪みに黒みが自然と流れ込んで、質感と陰影が出せました

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

ここで一部、マスクの顎の部分と目にに赤、メフィストンレッド

仕上げ、というか最後の工程が一番時間がかかります。
造形では凹凸の凸の部分にあたる縞模様を黒、アバドンブラックで書き入れました。

先端を糊で固めた細筆、、も、最初は少し太めの線が描けるもの後半は、先を少し尖らせたタイプのもので仕上げていきました

以前に塗装した同じ11弾のゼブラではこの行程を細タイプのマーカーを使ってずいぶん時間がかかったのですが、今回はそれよりは短時間で、効率よく進めることができました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の第11弾で出たゼブラ。少し流通量も抑え気味で若干レアなデカ消しです。

まとめ~あわせて読みたい記事

キン肉マンゼブラは、もともとはパワフルマンに技巧の神が憑依した運命の五王子の一人。
姫路城での二回戦でキン肉マンチームと対戦しました。
必殺技はマッスルインフェルノ。超人強度は1億パワーです。

というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、キン肉マンゼブラの色塗りでした。

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年7月24日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c