#660【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第11弾(K型)ペンチマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のペンチマンを塗装しました。
今回は原作、超人図鑑カラーをイメージした色分けです。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しでは珍しい王位争奪編のキャラクター
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装の様子をYoutube動画で
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可塑剤を抜く塗装前の下処理
当時物、第11弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
11弾は、当時のデカ消しシリーズでは後ろから2弾目の後発。
ブックレットは、色塗りをしよう!ということで白黒仕様のこれまでのシリーズを網羅した一覧タイプでした
まずは塗装前の状態です。
汚れ、黒ずみ、ありましたが、大きく塗装に影響するレベルではなかったため、そのまま作業を進めていきました。
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キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/07/Recipe-15-346x530.png)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_5368-530x530.jpeg)
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
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・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
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・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料(シタデルカラー+ファレホ)で塗装
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
まずは、ホビー用水性アクリルのシタデルカラー、コントラストという種類の塗料を使って下地を塗りました。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
アポシカリーホワイト、バシリカヌムグレイ、ブラッドエンジェルレッド、グリフチャージャーグレイの4色を下地に使い分けました。
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まずはアポシカリーホワイト、ペンチの刃、ブーツなど、アイアンカラーを塗る箇所の下地にしました
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次にバシリカヌムグレイ。
黒を上塗りする箇所の下地です
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ブラッドエンジェルレッドは1箇所、口に塗り入れました
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コントラストの最後はグリフチャージャーグレイ。
青の下地カラーです
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肌の色は、ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュ。
フレッシュカラーの濃い方で使っている塗料です。
隠ぺい力強め、粘性の高いカラーです。
キンケシの地にそのまま塗り入れました
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こちらが今回のペンチマンの塗装で下地に使用した塗料
続いて上塗りです
水性アクリルのシタデルカラーでて塗りました。
こちらが上塗りの塗料一覧。
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まずはシタデルカラーのBASE塗料、アイアンウォーリアー。
下地、アポシカリーホワイトを塗った箇所。
隠ぺい力の強い黒。下地も効いて色のりは良かったです。
濃い銀、鋼、アイアンカラーです
今回の塗装にかかった時間は約50分でした。
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黒色はアバドンブラック
BASE塗料で隠ぺい力の強いカラー
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パンツ、リングコスチュームは青、マクラーグブルーを上塗り
下地、グリフチャージャーグレイも効いてスムーズな着色でした
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ボディの上塗りです。
シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いてシャバシャバ状態で染め塗りしました
ある程度、自然に影に濃い色が残っていきます
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
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塗装後がこちら。
以前に塗ったアニメカラーとはまた雰囲気の違う、ペンチマンになりました。
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塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
デカ消し、でかキンケシは、1984年~1986年ごろ、第1期のアニメ・キン肉マンブームにあやかって展開された、通常の4㎝程度のキンケシよりは一回り大きい約9㎝サイズのゴム消しで、丸越製のものは各弾約10体で、全12弾まで発売されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。
ペンチマンは、王位継承サバイバルマッチ・ビッグボディチームの先鋒だった超人。
トリニダード・トバゴ出身、340万パワー。
文字通りペンチがモチーフで、怪力の超人。左右のペンチを連結させ敵を締め上げるペンチクローが必殺技。
というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、ペンチマンの色塗りでした。
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