#619【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第10弾(J型)マンモスマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第10弾、J型のマンモスマンを塗装しました。
10弾は流通量も少なくレアな部類に入るデカ消しのシリーズ。王位継承サバイバルマッチ、フェニックスチームの強力・強大なゾウの超人です。
・超レアな、丸越製「デカ消し」第10弾の王位争奪編のキャラクター
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ、昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
当時物、第10弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この弾はスーパーフェニックスやミスターVTR、ザ・ホークマンなど、王位争奪編の登場超人を中心に構成されたラインナップです。
10弾以降はこの、それまでのシリーズを全網羅して、いちおう、「塗り絵」ができるという設定の白黒ブックレットでした
まずは塗装前の状態です。
保管状態は良好で、目だった汚れや傷もないきれいなキンケシでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装です。
シタデルカラーのコントラストという種類の塗料で、色分けをしつつ下地塗りをしていきます。
「BASE」「SHADE」の両方の機能を兼ね備えた塗料で、下地になりつつ、スジや溝には液体塗料が流し込まれていくので、時短にもなり最近愛用しています。
今回のマンモスマンでは、バシリカヌムグレイ、アポシカリーホワイト、スネークバイトレザー、スケルトンホードの4色を使いました
上塗りは、カラーごとに見ていきます。
まずは白、コラックスホワイト。とても重要なカラーです。
足の爪、そしてマンモスの牙に塗りました。
次にグレー。2色で色分けします。
まずはメカニカススタンダードグレイ。
パンツ、ベルトのバックルの一部、リストバンドに塗りました。
先のグレーよりも一段薄い、セレストラグレイ。
ベルトのバックルと、ボディにめぐらされたチェーンに塗りました。
こちらがマンモスマンの上塗りで使用した塗料。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
塗装にかかった時間は下地を合わせて約60分でした。
上塗り4色目は、茶色、モーンファングブラウン。
今回のマンモスマンのカラーのメインともいえる、ボディスーツの色です。
ここで肌の色、フレイドワンフレッシュを上塗り。
薄い肌の色です。これがアニメカラーに近いかなと思ってチョイスしました
LAYERカラーで、隠ぺい力に少し不安はありましたが、下地が効いてなんとか塗れました。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って
模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
最後に、スミ入れ的にシェイドカラーのナルンオイルを塗りました
流し入れると良い質感・陰影が出そうな造形だったので、丁寧にほぼ全面に上塗りしました
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
もう40年近く前の造形のフィギュアですが、かなり精巧に作られてて、いまさらながら感動です。
塗装後がこちら。
動画でチェック!※塗装シーンのみ
塗装シーンのみの動画
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マンモスマンは、超人強度7800万パワー、ユーラシア大陸・シベリア出身の超人です。
氷河時代を生き残ったマンモス一族が進化した超人で、2本の牙はビッグタスク、鼻・パワフルノーズを活かした様々な必殺技を駆使して、王位争奪戦では大車輪の活躍をしました。
今回は、キン肉星王位争奪編のアニメカラーをイメージで塗りました
というわけで、今回はでかキンケシ・第10弾から、マンモスマンの色塗りでした。
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