#785 ビックリマンの消しゴム【悪魔軍進攻編】ダンプ魔重

2024年11月11日

今回は、魔之壱、悪魔軍進攻編から、ダンプ魔重です
天魔界のキャラクターで、第2弾シールで登場した悪魔
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事の3つのPoint☆

・1987年に発売されたビックリマンのゴム消しフィギュア「悪魔軍進攻編」
・ビックリマンチョコ第2弾悪魔、ダンプ魔重
・1980年代のゴム消しフィギュアを水性アクリル塗料でペイント

塗装の様子をYoutube動画で

塗装の動画

Coming soon

Before-After

このダンプ魔重の消しゴムは1987年にセット販売されたものの一つ、こちらのシールは、後年に発売された比較的新しい復刻版です

天魔界のキャラクターを集めた今回のセットは1987年に発売されたもので、ペイントするダンプ魔重をはじめ、スーパーデビル、他の悪魔シールで登場したキャラクターもたくさんラインナップされていました

ペイントするダンプ魔重の塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態のゴム消しでした。

高さ約4㎝程度の消しゴム。彫りの深い造形で、色が入ると一気に見栄えのするデザインです

塗装後のレビューを先に

紫を基調にした彩色にしました。黄色の塗入れがポイントだったような気がします
塗り始めると、思ったほど色数も多くなく、苦戦する箇所は少ない塗装で済みました

塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは本体と、台座にするプレートに下地として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

その方が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

下地が完全乾燥したのち、彩色の1色目は、肌カラー
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュです
少し濃い感じのする、フレッシュカラー、ビックリマンの消しゴム塗装ではこの塗料は意外と多用しています

同じ系統の塗料ですが、右手に持ったたこ焼きは、ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュで塗りました
少し、黄色みを帯びたフレッシュカラー

そして今回のメインカラーとなったのは、紫
ファレホのゲームカラー、エイリアンパープルです
シールでも、青、紫どちらか、という感じの彩色だったのでこのカラーをチョイスしました
色の境目を面相筆で、広い面積、主に背中は刷毛で一気に塗りました

帽子、上着、靴と、身に着けているもののカラーという感じです

赤です。ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
フェイスの書き込み、帽子のタコ、口、背中の「極悪」の文字、そしてウェアのストライプと塗る箇所はたくさんありました

しかも細かいところが多いので極細筆で丁寧に入れました

台座プレートの上塗りにも使いました
天魔界のキャラクターの台座の色は、この赤で統一をしています

黒を書き入れ
フェイスに、そして首元、腕のチェーンに使いました
ファレホのゲームカラーで、ブラックです

こちらも極細筆で丁寧に

目と、目の周り、帽子のひさしには、色味を変えた紫
ファレホのゲームカラー、ラストフルパープルです
薄めの、淡い紫のカラーです

ここで黄色。ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
隠ぺい力が課題の黄色
先に塗った白の下地がこれは効きました

頭髪、右手のスティック、ストライプ模様に

今度は左手の鉢の中の麺
ファレホのゲームカラー、カーキです

たこ焼きのソースには茶色
シタデルカラーのBASE、ソンディアブラウンを使いました

隠ぺい力の強い茶色のカラー

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

白を上塗り。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです

目、歯に改めて。左手の鉢も白でしっかり塗りました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後に微調整と塗り残しを補修です

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約70分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、ビックリマンの消しゴムフィギュア、魔之壱、天魔界のキャラクターでダンプ魔重、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のダンプ魔重は、恐怖タコざしプレスで自由を奪う魔人。
タッチされるとヤキが入り喰べられてしまう。

ビックリマンチョコ第2弾No.19、悪魔シールで登場しました

ちなみに第2弾No.19の天使は、タコイカ天女。
お守りは「応援団助」でした

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年11月11日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c