【キンケシ塗装レビュー】レギュラーサイズ・パート2「モンゴルマン」を原作カラーでリペイント#363

2022年4月18日

1980年代当時物のレギュラーサイズ・キン消しパート2より「モンゴルマン」を筆塗りリペイント。原作カラーを再現し、水性アクリル塗料で仕上げた塗装工程と完成レビューを詳しく紹介します。

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当時物キンケシ・パート2「モンゴルマン」塗装レビュー

今回はレギュラーサイズの当時物キン消し、パート2から「モンゴルマン」を塗装しました。

この弾はジェシーメイビアブラックホールなど人気超人が多数ラインナップされており、当時のファンを魅了したシリーズです。

塗装前の状態確認

塗装前のモンゴルマンは、大きな損傷や変形はありませんが、汚れや黒ズミが目立つ状態でした。
ペイントには支障がないため、そのまま下処理から作業を進めました。

キンケシ塗装の下処理工程

キン消しやデカ消しの塗装では、以下の流れで下処理を行います。

  1. 煮沸処理 – ゴムを柔らかくして形を整える
  2. ベンジン漬け込み(1~2日) – 可塑剤を抜いて塗装しやすくする
  3. 乾燥後、つや消しスプレー吹き付けMr.スーパークリアで塗装下地を作成

この工程で、塗料のノリが格段に向上します。

使用塗料と筆塗りの基本スタイル

塗装は水性アクリル塗料を使用。

  • 基本:ファレホ(Vallejo)
  • 補助:シタデルカラー(Citadel)

すべて筆塗りで、細部は面相筆、広い部分は平筆を使い分けました。

塗装工程の詳細

下地塗り

  • ファレホ ゲームカラー・エルフィックフレッシュ
     → 全身に下地として塗布。後の発色を良くする重要な工程です。

色分け1:肌色

  • ファレホ モデルカラー・ベーシックスキントーン
     → 上半身とマスク部分に使用。標準的な肌カラーで自然な仕上がり。

色分け2:黒

  • ファレホ ゲームカラー・ブラック
     → 髪とシューズに使用。極細筆で丁寧に塗装。

色分け3:白

  • ファレホ ゲームカラー・デッドホワイト
     → 目とシューズの一部に使用。隠ぺい力が強く、発色も鮮明。

色分け4:赤(メインカラー)

  • ファレホ ゲームカラー・ブラッディレッド
     → パンツ、リストバンド、髪結い、マスク模様に使用。
     → 鮮やかな赤で、モンゴルマンの特徴をしっかり再現。

スミ入れと補色

  • シタデルカラー コントラスト・スケルトンホードを薄めて流し込み、陰影を強調。
  • その後、再度ベーシックスキントーンで補色して立体感を演出。

塗装時間と仕上げ

塗装時間は約50分。
最後にソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けてコートし、完成です。

完成レビュー

台座にセットし、フロントビューからリアビューまで確認。
原作カラーを意識した仕上がりで、シンプルながら存在感あるモンゴルマンが完成しました。


まとめ

今回は、レギュラーサイズ・パート2「モンゴルマン」の当時物キン消しを原作カラーで筆塗りリペイントしました。
小サイズゆえに細部塗装は苦労しましたが、水性アクリル塗料を活用し、原作らしい雰囲気を再現できました。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年4月18日

Posted by Mさん模活時間の記録