当時物ドラ消し「グレートサイヤマン2号」をフリーハンド筆塗りでリペイント|ドラゴンボールZ パート28#1252
当時物のドラゴンボールZドラ消し「パート28 グレートサイヤマン2号」を、水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗りしました。下処理から細かな顔の描き込み、使用カラーまで、約50分の塗装工程を紹介します。

当時物ドラゴンボールZドラ消し「グレートサイヤマン2号」を塗装
今回は、消しゴムフィギュアの塗装です。

題材は、ドラゴンボールZの当時物「ドラ消し パート28」にラインナップされたグレートサイヤマン2号。水性アクリル塗料を使い、フリーハンドの筆塗りで色分けしていきます。
グレートサイヤマン2号は、魔人ブウ編で登場したビーデルが変身した姿です。両手を腰に当てた特徴的なポーズで立体化されています。
ドラ消し パート28のブックレット
こちらは、ドラゴンボールZドラ消し当時物パート28に付属していたブックレットです。

裏面は一色刷りで、パート28に収録された全14種類のラインナップが文字で紹介されています。グレートサイヤマン2号も、この一覧に掲載されています。

表面にはヘッダーと、色分けされたドラ消しのキャラクター紹介が掲載されています。パート28は魔人ブウ編のキャラクターが中心で、ドラ消し自体は1995年に発売されたものです。
塗装前の状態をチェック
塗装前のフィギュアは、保管状態が良く、目立つ傷や汚れもほとんどありませんでした。

今回は緑色の成型色なので、塗装後の発色を安定させるため、下地処理も少し入念に行います。



特に難しかったのが顔です。ゴーグルが上がった状態なので、目を描き入れる必要があります。3~4cmほどの小さなフィギュアで、この細かな顔の描き込みが今回の大きなポイントになりました。
ドラ消し塗装前の下処理
消しゴムフィギュアを塗装するときは、まず下処理を行います。

煮沸して熱を加え、表面の埃や油分を落としながら、フィギュアが自立しやすいように形を整えます。

その後、ベンジンに漬けて、可塑剤などを抜き出します。


最後にMr.スーパークリア つや消しを表面へ薄く吹き付け、マットな塗膜を作って塗料が乗りやすい下地にします。
ファレホで下地塗装
まずは下地塗装です。

使用したのは、ファレホ モデルカラーのベーシックスキントーン。水で薄め、平筆を使って薄く塗っていきます。
これは本塗装の色を乗せやすくするためのベースなので、厚塗りする必要はありません。3~4cm程度のドラ消しなら、下地塗装だけなら2~3分ほどで完了します。
消しゴムフィギュアを筆塗りする場合、ファレホは非常に使いやすい塗料です。発色を安定させやすく、筆ムラも比較的目立ちにくいため、ミニチュアフィギュアとの相性も良好です。
グレートサイヤマン2号を細かく色分け
本格的な色分けに入ります。
まず、目やコスチューム、頭部、ベルト、グローブ、ブーツには、モデルカラーのホワイトグレーを使用しました。

少しグレーが入った隠ぺい力の高い白で、純白よりも落ち着いた明るさを表現できます。筆塗りでも扱いやすく、下地だけでなく白系カラーの本塗装にも便利です。
コスチュームの頭頂部とマントには、ゲームカラーのローズフレッシュを使用。淡くライトなオレンジ系のカラーで、柔らかく温かみのある色合いです。

肌にはモデルカラーのライトフレッシュを使用しました。今回は顔だけが露出しているため塗装面積は少なめですが、ドラゴンボール系の少年キャラクターにも使いやすい肌色です。

装飾部分の黄色にはゲームカラーのゴールドイエロー。鮮やかで明るく、黄金色に近い黄色です。

首元や腕、脚などの紫色部分にはゲームカラーのエイリアンパープルを使用しました。青みを帯びた紫で、衣装のアクセントにも使いやすいカラーです。

コスチューム本体にはゲームカラーのジェイドグリーンを選択。青みの強い鮮やかな青緑色で、エメラルドグリーンとターコイズの中間のような色合いです。

アンテナにはゲームカラーのシルバー、髪とあご周りにはゲームカラーのブラックを使用しました。


シューズにはゲームカラーのカーキを使用。黄土色をベースにした、落ち着いた緑褐色です。

細部の描き込みとスミ入れ
塗装では、ウォーハンマーカラーのテクニカルと、ラーミアンメディウムも使用しました。
ラーミアンメディウムは、塗料の色味をできるだけ保ちながら粘度を調整しやすい透明なメディウムです。水だけで薄める場合とは違った感覚で、薄く均一に塗料を重ねたいときに便利です。
最後に細部の描き込みとスミ入れです。

マービーフォードローイングの0.03mm、0.02mmの超極細マーカーを使用し、目やフェイス周りなどの細かな部分を書き入れました。
今回のグレートサイヤマン2号では、この顔の描き込みが特に難しいポイントでした。
仕上げと完成レビュー
使用した塗料は水性アクリルのファレホを中心に、ウォーハンマーカラーも併用しました。筆は基本的に模型塗装用の面相筆を使用しています。

塗装時間は約50分。
塗装後は、仕上げとしてボデーペンクリアを薄く吹き付けています。本来は車用のトップコートですが、消しゴムフィギュアの仕上げにも相性が良く、薄くサッと吹くことで塗膜を整えています。

完成後に見てみると、パート28のドラ消しは全体的に少し小さめに感じます。その中でもグレートサイヤマン2号は女性キャラクターということもあり、フェイスの描き込みや細かな色分けに手間がかかりました。

それでも、緑・白・紫・黄色など複数のカラーが組み合わさることで、塗装前とは大きく印象が変わりました。



今回は、当時物ドラゴンボールZドラ消し パート28のグレートサイヤマン2号を、水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗りリペイントしました。
小さな消しゴムフィギュアだからこそ、細かな色分けや顔の描き込みに挑戦する楽しさがあります。昔遊んだドラ消しを、現在の模型塗装技術で塗り直して楽しむのも、昭和・平成レトロホビーの面白さのひとつですね。










