キンケシプレミアム王位争奪編16体!塗装前の下処理を徹底レビュー#1139
キンケシプレミアム王位争奪編に登場する全16体を、塗装前の下処理とともに詳しくレビューします。自立調整から煮沸、ベンジン処理まで、塗装クオリティを左右する重要工程を解説します。

■キンケシプレミアム王位争奪編16体をチェック
今回は、キン肉マンのキンケシプレミアム「王位争奪編」に登場する16体を対象に、塗装前の下処理工程をレビューしていきます。
ラインナップにはキング・ザ・100tやバイクマン、ゴーレムマン、ウールマン、ミキサー大帝、ペンチマンなど、各チームを代表する個性的な超人たちが揃っています。

さらに、ザ・ホークマンやミスターVTR、ザ・マンリキといった対戦経験のあるキャラに加え、キン肉マンマリポーサ、ゼブラ、ソルジャー、ビッグボディといった「運命の王子」も勢揃い。ボリューム・バリエーションともに非常に充実した弾です。
■まずは自立チェックで状態確認
下処理前には、必ず全体の自立チェックを行います。
今回のキンケシは比較的新しい造形のため、曲がりクセは少なく、ほとんどが安定して自立しました。
ただし、ミスターVTRとキン肉マンゼブラはやや不安定だったため、後工程で矯正を行います。

■煮沸処理で形状を整える
次に行うのが、お湯を使った加熱処理です。IHコンロと鍋を使用し、約80~100℃まで加熱したお湯にキンケシを投入します。

この工程では素体が柔らかくなり、曲がりクセのある個体をまっすぐに矯正することが可能です。冷えるとその形状で固定されるため、塗装前の重要な調整ポイントとなります。
不安定だった個体も、この段階でしっかり自立するよう修正しました。

■ベンジン処理で可塑剤を抜く(最重要工程)
続いて、塗装の仕上がりを大きく左右する「可塑剤抜き」を行います。
ベンジンを使用し、キンケシを容器に入れてしっかり浸します。揮発性が高く刺激もあるため、マスク・手袋・保護具は必須です。

密封状態で一晩~2日寝かせることで、内部の可塑剤が抜け、素体が硬質化します。これにより、塗装時のベタつきやテカリを防ぎ、水性アクリル塗料の定着が格段に向上します。

■硬質化とサイズ変化のポイント
処理後のキンケシは、弾力がなくなりカチカチとした質感に変化します。
また、可塑剤が抜けることでサイズは約90~95%に収縮しますが、見た目の印象は大きく変わりません。

ベンジンは同量で2回程度まで再利用可能ですが、それ以上は効果が落ちるため注意が必要です。
■仕上げはつや消しクリアで下地作り
最後に、十分乾燥させた後「Mr.スーパークリアつや消し」を吹き付け、塗装の下地を整えます。
これで塗料の食いつきが良くなり、発色や耐久性も安定します。


■16体分の塗装準備が完了
今回の工程では、ベンジン処理を2回に分けて実施し、合計で約4日間の下処理期間となりました。
この準備によって、16体分の塗装をスムーズに進められる状態が整いました。

見た目はほとんど変わらなくても、内部はしっかりと硬質化された理想的な塗装用素体に仕上がっています。今後の塗装工程がより楽しみになる下処理となりました。










