【キン消し塗装】レギュラーサイズ パート17 ゴーレムマンを超人図鑑カラーでリペイント #1001

2025年8月29日

レギュラーサイズの当時物キン消し「パート17 ゴーレムマン」を水性アクリル塗料で筆塗りリペイント。超人図鑑カラーを参考に、下処理から仕上げまでの工程を詳しく紹介します。

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ゴーレムマンをキン消しでペイント

今回はレギュラーサイズの「当時物キン消し」パート17から、ビッグボディチームの中堅超人・ゴーレムマンをペイントしました。
彩色はいつものように**水性アクリル塗料(ファレホ&シタデルカラー)**を使用。参考にしたのは「超人図鑑カラー」です。


キン消しパート17の魅力的なラインナップ

当時のパッケージにはブックレットが同梱されており、パート17には正義超人・悪魔超人に加えて、キング・ザ・100トンミキサー大帝など、王位争奪編に登場する超人たちも含まれていました。コレクション性の高い弾でしたね。


塗装前の状態確認

塗装前のゴーレムマンは大きな破損や曲がりはありませんでしたが、表面の汚れや黒ずみが目立つ状態でした。ディフォルメ造形はしっかりしており、自立も問題なし。ここから下処理に入ります。


下処理の工程

キン消し・デカ消しの塗装前処理は、以下の手順で行いました。

  1. 煮沸処理 … ゴム素材を柔らかくし、形を整える
  2. ベンジン漬け … 一晩〜2日で可塑剤を抜き、表面を安定化
  3. 乾燥後の下地作り … 「Mr.スーパークリア・つや消し」を全体に吹き付け塗装準備完了

使用した塗料と筆

  • 塗料:ファレホ(ゲームカラー・モデルカラー)を中心に、要所でシタデルカラーを使用
  • :模型用の面相筆をメインに、広い面は平筆やブラシで効率よく塗装

下地塗り

全身にファレホ ゲームカラー・エルフィックフレッシュを塗布。
この下地があることで、その後の発色が格段に良くなります。乾燥後、各部位ごとの塗り分けに入りました。


彩色の工程

  • メインカラー(茶色)
    シタデルカラー「モーンファングブラウン」を使用。広い面はムラが出やすいため、
    • ラーミアンメディウムで希釈
    • 筆先で叩くように塗布
      という工夫で質感を整えました。
  • 目の緑
    ファレホ モデルカラー「ライトグリーン」で極細筆にて彩色。
  • 肌(顔・腕・腹・脚)
    ファレホ モデルカラー「フラットフレッシュ」を塗布。下地効果で発色も良好。
  • 足の赤色
    ファレホ ゲームカラー「スカーレットレッド」を使用。
  • スミ入れ
    シタデルカラー コントラスト「スケルトンホード」を水で溶き、彫り部分へ流し込んで陰影を強調。

塗装時間と仕上げ

約40分で塗装が完了。
最後にソフト99 ボデーペン・クリアを全体に吹き付け、乾燥後に台座へ設置。フロントビューからリアビューまで立体感のある仕上がりになりました。


まとめ

今回は、当時物キン消し レギュラーサイズ・パート17 ゴーレムマンを超人図鑑カラーを参考にリペイントしました。
造形の彫りがしっかりしていたため、塗装後は陰影が際立ち、より迫力ある仕上がりになったと思います。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年8月29日

Posted by Mさん模活時間の記録