#807 消しゴム塗装・1980年代当時物キン消しPART6 クモのコチラス

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART6、クモのコチラスです
本編での活躍はほとんどなかった超人ですが印象的な造形のキャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART6 クモのコチラス
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このクモのコチラスがラインナップされたPART6のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
ブックレットそのものは、パート6は、かんたんな2つ折りの仕様。
先日塗装のアマゾンマンや、キンターマンなどがラインナップされた弾でした

ペイントするクモのコチラスの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4㎝程度の消しゴム。特徴的な造形をしたキャラクターの一つ。
もう40年以上前の消しゴムですが、クモの足までしっかり作りこまれたデザインです。さすが日本の金型。

塗装後のレビューを先に

超人図鑑のカラーを参考に彩色しました。黄色と黒のクモのデザインと、ボディは茶系で彩色しました。黒の縞模様はなかなか細かかったです

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

可塑剤を抜く塗装前の下処理

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、まずはメインのカラーの肌の部分をペイント
シタデルカラーのBASE、ラカルスフレッシュを使いました
隠ぺい力の強いカラーですが、なかなか登場機会は少ないカラー

以前はウォーズマン原作カラーのボディカラーにも使ったりしました

さっそくここで黄色です
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです
黄色は隠ぺい力には課題のあるカラー。下地として塗った白が効いてしっかり色が乗りました

ここで台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル。様々な特殊効果を表現できるカラー種にある。
スターランド・バトルマイア
こげ茶色、地面や沼を表現する塗料で細かい粒子を含んでいる塗料

赤を使いました
ファレホのゲームカラーで、ブラッディレッドです
鮮やかな赤の塗料

コスチュームの色として明るい茶色
シタデルカラーのBASE、モーンファングブラウンを使いました

隠ぺい力の強い、赤茶色のカラーです

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

最後は黒の、主に書き入れになります
ファレホのゲームカラーで、ブラックを使いました

フェイスの一部と、頭部、パンツ、膝あての縞模様に

極細筆を使って、丁寧に書き入れました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART6のクモのコチラス、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のクモのコチラスは、クモをモチーフにした超人で、モンゴルゴビ砂漠出身。巨体を生かしたパワーファイター。超人強度は85万パワー
体重を乗せた毒針エルボーで戦います

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c