【ソフビ再生】仮面ライダーアギト・グランドフォームを水性アクリルで全塗装リペイント#723
長年家にあった仮面ライダーアギト・グランドフォームのソフビを、水性アクリル塗料のシタデルカラー&ファレホでフルリペイントしました。変形補正から下地づくり、金・銀・赤・黒の色分けまで、平成ライダーの魅力を筆塗りで丁寧に再生した制作記録です。
Youtube塗装動画
① 21年前のソフビを“再生”するリペイント工程を詳細紹介
変形補正の熱処理、つや消しでの下地づくり、筆塗りによる色分けまで、古いソフビを復活させる具体的な手順を丁寧にまとめています。
② シタデルカラー&ファレホを使った実践的な筆塗りテクニック
金・銀・赤・黒を中心に、どのパーツにどの塗料を使い、どう扱うと綺麗に仕上がるかを実例付きで解説。水性アクリル塗料の特徴や仕上がりがわかりやすい内容です。
③ 仮面ライダーアギト・グランドフォームの魅力を活かした仕上げ
平成ライダーらしい配色と造形を活かしつつ、傷や剥離があった部分を補修して再び“飾れる姿”に。台座の特殊塗料による仕上げも見どころです。

基本的に塗りなおし、全塗装をしています。
今回は、平成のライダーの一人・仮面ライダーアギト・グランドフォームです。

煮沸して成形→下地を作る下処理
まずは塗装前の状態です。
ソフビの刻印は2001年になっていました。21世紀最初の年、ちょうどアギトがリアタイで放映されていた年です。
変形してしまっていたところがあるので、熱処理から下準備をしました。



煮沸すると、ビニールが柔らかくなり、元の形にいったん成形しやすくなります。

乾燥したのち、Mr.スーパークリアつや消しを全体に吹き付け、塗装の下地を作りました。

水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です。
ペイントの様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

今回の塗装に使用した塗料はこちら

まずはシタデルカラーの金色
BASEカラーのレトリビューターアーマーです
アギトのメインカラーともいえるゴールドです
頭部・腕部・脚部・胴体・ベルトそれぞれに塗り入れる箇所がありました
金の中では扱いやすく、隠ぺい力も強いカラーです
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

次は銀色です ファレホのゲームカラー・シルバーを使いました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
銀も金と双璧に、各所に塗装する箇所がありました
さすがに発色の良いカラーです

そして、赤
本体では目とベルトにアクセントとなるカラー
ファレホのゲームカラー・ブラッディレッドです
この色で台座の下地も作りました
台座はいったん赤を塗っておいて、後ほど仕上げの上塗りをします

そして、黒です
アギトの一般的なフォームであるこの形態は、金・銀・赤・黒のシンプルな構成
まずはファレホのゲームカラー・ブラックです
もともと色分けをされていた箇所
まずは、細筆を使って、先に塗ったカラーのはみ出し部分も含め細かい箇所をこのカラーで塗りました
経年で剥離してしまったり傷の入っていた箇所も補修的に塗りました

続いてシタデルカラーのコントラスト、バシリカヌムグレイという塗料です
面積は大きいですが、もともと黒で色分けされている箇所への塗入れだったので、液体塗料をさぁーと流しいれる形で塗っていきました

台座の上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、様々な特殊効果を表現できる塗料種の、マーシアンアイアンクラストというカラーを使いました
本来は溶岩、マグマを表現するときのカラーです
かかった時間は約60分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
剥離や擦れなどでけっこう損傷の大きかったグランドフォームアギトのソフビが復活しました

フロントビューからリアビューまで



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ということで今回は、仮面ライダーのソフビフィギュア、平成ライダーから、仮面ライダーアギト、グランドフォームを
水性アクリル塗料でペイントしました
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