#709【当時物のキン消しを塗装】PART19・天上界超人の神
今回はレギュラーシリーズのキンケシPART19から、天上界超人の神
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・4cmサイズのキン消し、昭和レトロの当時レギュラーシリーズPART19
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
Youtube動画で見る
塗装の様子を動画にまとめました。
可塑剤を抜く塗装前の下処理
当時物のキンケシ、パート19のガチャに入っていたブックレットです
パート19は、王位争奪編の頃のシリーズ、運命の5王子の神が憑依する前の姿がしっかりラインナップされています
今回塗装する天上界超人の神や、キングザ100t、キャノンボーラーといった超人たちもありました。
塗装前の状態です。古いキン消しですが、保管状態は良く、目立った汚れや傷もないきれいな状況でした。
キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます
煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる
ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料で色塗り
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました
工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装に使用した塗料はこちら
まずはファレホのゲームカラー、エルフィックフレッシュです
目、ベルトのホック、そして、マントはベースカラーとして着色しました。
続いて全身に塗った薄い紫、ラストフルパープルです
ファレホのゲームカラー
こちらは粘性高く隠ぺい力の強いカラーなので、キン消しの地にそのまま塗りました。
マントを上塗り
ファレホのモデルカラー、アイスイエローです
少々隠ぺい力の弱いカラーなので、下地の先のフレッシュカラーが効いて、色が乗ってくれました。
黒はファレホのゲームカラー、ブラックです
ベルト、マントのホックに使いました
赤、ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
スミ入れは2種類
まずは目元にシタデルのシェイド、ナルンオイル
そしてボディの紫の箇所には、シタデルのシェイド、ドルーチバイオレットを使いました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
台座には、シタデルカラーのテクニカル、アルマゲドンダストを使用しました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です
かかった時間は約40分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です
台座に固定して、塗装後がこちら
「天上界超人の神」という名のキン消しですが、参考にできるカラーの超人イメージがなかったので、アニメ版邪悪5大神、知性の神のカラーを参考に色を設定しました。
フロントビューからリアビューまで
ということで今回は、キン肉マン・当時物のキンケシ塗装、レギュラーシリーズ・パート19から、天上界超人の神でした
あわせて読みたい記事
◆キン肉マンの記事TOPIX
◆関連するキン消しの塗装記事