#621【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第11弾(K型)レオパルドン(原作カラー)
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のレオパルドンを塗装しました。
・意外と人気な超人、ビッグボディチームのレオパルドン
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ、昔のキン肉マン消しゴムを失敗せずに塗装する方法
2体目の塗装、今回は原作カラーイメージの緑バージョンです。
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塗装前の下処理
当時物、第11弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この辺りの弾のブックレットは、塗り絵ができるという名目での白黒。
この弾は王位争奪編のキャラも多数ラインナップされていた、シリーズでも後ろから2番目の後発の弾です。
まずは塗装前の状態です。
背中が重くて自立が難しいバランスでしたが、熱を加える工程で補正をしました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはコントラスト・スケルトンホード。
露出しているボディの下地色として塗りました
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
こちらがレオパルドンの下地塗装で使用した塗料。
ホビー用水性アクリルのシタデルカラー・コントラストで塗りました。
塗装にかかった時間は約70分でした。
続いて赤の下地、ブラッドエンジェルレッドを、十字の文様の中心部に塗りました。
緑の下地、ワープライトニングです
漏れなく塗りました。
この下地塗装が、のちの工程を楽にしてくれます。
下地の4色目は、イアンデンイエロー。
十字の文様の縁の部分です。
上塗り最初は、肌の色。
キスレヴフレッシュを使いました。
LAYER、上塗り用の塗料で隠ぺい力は弱いため少し手こずりましたが、先に塗った下地も効いてなんとか色が乗りました。
次に、背中に背負った大砲を緑の一色目。
キャリバングリーンで塗りました。
このカラーは顔料多めの、隠ぺい力の強い塗料です。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し広めの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
次も緑、ワープストーングロウで着色しました。
今回の塗装で一番時間を要した部分です。
このカラーは、LAYER。上塗り用の塗料です。
黄色、フラッシュギッツイエローを上塗り。
次の赤は補正しながら塗っていくので、この黄色は多少はみ出しても気にせず進めました。
赤、イーヴィルサンズスカーレットです。
これでひと通りの上塗りが完了。
最後にSHADEカラーのナルンオイルで、質感、陰影を出しました
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の第11弾で出たレオパルドン。少し流通量も抑え気味で若干レアなデカ消しです。
まとめ~あわせて読みたい記事
レオパルドンは、キン肉星王位争奪サバイバルマッチ、ビッグボディチームの次鋒の超人です。
マンモスマンのノーズフェンシングで0.9秒。瞬殺されてしまいました。
ドイツ出身で超人強度は460万パワー。戦車がモチーフになった超人です。
というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、レオパルドンの色塗りでした。
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