#580【キン消しを塗ろう】2018年・キンケシシリーズ05 ゴールドマン
今回は2018年発売、新造形版のキンケシ、シリーズ05から、ゴールドマンの色塗りです。
・完璧超人始祖編で重要な存在の「ゴールドマン」
・キンケシをべたつかせずにきれいに塗装する方法
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
天上界から地上に降臨して超人界をけん引したうちの一人。
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塗装前の下処理
塗装前の状態です。
カラーはペールオレンジでした。
未開封で新しいキン消しなので見た目の汚れとかはなく、きれいでした。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
新しいキン消しはものによっては、この処理方法で抜ける可塑剤が使われていなくて硬化しないこともあるようですが、今回のゴールドマンは問題なく処理できました。
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーは、ほぼ全面に塗った、BASEカラーの、レイス・ボーン。
下地になる色です。
次のカラーはベースカラーのソンディアブラウン。
ベルトの一か所だけでしたが、その分目立つ大事なカラーです。
シタデルカラーのBASE色は、顔料が多く含まれている優秀な塗料。
キンケシの地にも問題なく、直接塗っても色が乗っていきますね。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
年代物のキン消し、デカ消しと同じく、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
塗装にかかった時間は約50分でした。
使用した筆は、細部や色の境に入れた面相筆と、ちょっと太めの模型用ブラシ、そしてさらに細部には先端を糊で固めた細筆を使いました。
金・レトリビューターアーマーを塗りました。
今回のゴールドマンのメインカラーです。黄金のマスク、コスチューム、リストバンド、脚。
身にまとっているものはすべてこのカラーです。
金、メタル塗料は、種類によっては隠ぺい力が高いものもありますが、このシタデルカラーの金は下地があった方がやはり色のりが良いので、最近はいつもこのパターンで塗装をしています。
先に下地を塗った肌には「キスレヴフレッシュ」というカラーを上塗り。
緑、ワープストーングロウをを使って、額の「金」の文字を描き入れました。
最後はシェイドカラーの「ナルンオイル」を影になる部分に流し入れ、全体に質感と陰影を出しました。
特に黄金のマスクはこれでグッといい感じになりました。
このシェイドカラーでひと通り塗装完了。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
塗装前とは一変、天上界の超人、ゴールドマンらしい雰囲気になりました。。
ゴールドマンについて
カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑、超人です。
ゴールドマンは、天上界出身の完璧超人で、かつて「完璧超人・始祖」として最初に認められた「完璧・壱式」(パーフェクトファースト)の称号保持者。
自らの理想のもと悪魔超人を育てて、悪魔将軍として魔界に君臨しました。超人強度1500万パワー。
まとめ~あわせて読みたい記事
関連するキンケシ、デカ消しを並べました。
まずはブロッケンJr。
これは、今回色塗りしたゴールドマンと同じ、シリーズ05にラインナップされていたキンケシです。
懐かしい80年代の当時物のでかキンケシを2つ。
こ第8弾にラインナップされたゴールドマンです。
当時は「悪魔騎士」の名での商品化でした。
今回の造形とは、また別のデザインになっています。
そして、魔界に君臨したゴールドマンの姿、悪魔将軍は、デカ消しの記念すべき「第1弾」にラインナップされていたんです。
デカケシ発売当時からもう40年近く経って、こうしてみると感慨深いものがあります。
今回塗装したゴールドマンが属するキンケシシリーズ05のブックレットです。
ご紹介したほかにはサンシャインやアシュラマンもラインナップされていました。
というわけで、今回はキンケシシリーズ05から、ゴールドマンの色塗りでした。
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