#522【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第8弾(H型)ビッグラジアル
今回は1980年代、懐かしの当時物でかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第8弾、H型のビッグラジアルを塗装しました。
・キン肉マンで、タイヤを模した形をしていた超人の名前は?
・昭和のキン消しを令和に色塗り
・水性アクリル塗料を使った、昔のキンケシのペイント
シンプルな色分けになるのですが、意外と、奥・裏の部分の作り込みもしっかりされていて、塗る面積が広いんです。
塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
筆塗り塗装
そして塗装です。
最初のカラーは薄いグレーの「セレストラ・グレイ」。
タイヤを連結する部分の色として塗っていきました。
今回は塗り方として、少し広い面積のときに使っている模型ブラシで思い切って着色し
その後、面相筆で細かなところを押さえていく、という順番で塗ってみました。
続いて、濃いめのグレイ、メカニカス・スタンダードグレイを塗りました。
「スタンダード」と名の付いている通り、これが標準的な灰色です。
先ほどの薄いグレイも同じく、シタデルカラーの下地用「ベース」カラーなので、色のノリがとてもよく、すいすい塗っていけます。
次に3色目は黒。「アバドン・ブラック」
脚の部分の色として塗りました。
今回はグレイと黒という、同一系統の色だけでの表現となったのですがこの黒が少し入るだけでとても締まった印象になります。
タイヤの部分の仕上げに、グレイのドライカラー「ドーンストーン」を入れました。
これで、表面が少し浮き出てきて、先ほどの濃いグレイがタイヤの溝を多少ですが上手く表現できるようにしました。
最後に目の部分に白、コラックス・ホワイトが入って完成。
こちらが今回の塗装で使用した塗料等。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
4つのベースカラーとドライブラシで黒と白を基調にした珍しい色分けでしたがいい感じで仕上がりました。
塗装にかかった時間は約50分でした。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
色味の参考にしたのは、学研の図鑑「超人」です。
動画でチェック!※塗装シーンのみ
Youtube動画
ビッグラジアルについて
ビッグ・ラジアルは、フランス出身のタイヤをモチーフにしたパーフェクト超人。
超人強度は78万パワー。タイヤらしく衝撃吸収力が抜群という設定。
ネプチューンキング1000人の弟子のひとりということになっています
まとめ
ビッグラジアルのあった「第8弾」は、本編での活躍は少なかったいわゆる「読者応募超人」あり、
ドクターボンベや悪魔騎士など、ストーリー上重要な意味を持つ超人たちもラインナップされていました。
第8弾に封入されていたブックレットです。
こうしてラインナップが確認できるのも嬉しいですね。
こんな袋に入って、つられてか置かれてか、お菓子屋さんやおもちゃ屋さんに売っていましたね。
というわけで、今回はでかキンケシシリーズから、ビッグラジアルでした。
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