【ソフビを彩る再生記】仮面ライダーWサイクロンジョーカーを水性アクリルでフルリペイント#726
長年遊び込まれ、傷みの目立っていた仮面ライダーW・サイクロンジョーカーのソフビを、水性アクリルのシタデルカラー&ファレホで丁寧にリペイントしました。熱処理による成形から下地づくり、筆塗りでのカラー再現まで、平成ライダーの魅力をもう一度蘇らせる制作記録です。
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✅ 1. 劣化したソフビを“熱処理+下地づくり”で再生する工程を紹介
変形した部分を煮沸成形で直し、つや消しクリアで下地を整えるなど、
ソフビリペイントの基礎手順を丁寧に解説しています。
✅ 2. シタデルカラー&ファレホを使った“筆塗りリペイントの実例”
Wの特徴であるグリーン×パープル×ブラックなど複雑な配色を、
水性アクリル2種を使い分けながら再現する具体的な工程がわかります。
✅ 3. 遊び倒したフィギュアを思い出ごと“蘇らせる”制作ストーリー
傷み・剥離の多いソフビが、60分の筆塗りで鮮やかに生まれ変わる様子を通して、
平成ライダーWへの愛情と、玩具リペアの楽しさが伝わる内容になっています。

基本的に塗りなおし、全塗装をしています。
今回は、平成のライダーの一人・仮面ライダーW・サイクロンジョーカーです。

煮沸して成形→下地を作る下処理
まずは塗装前の状態です。
ソフビの刻印は2009年になっていました。ディケイドで10作が一区切り、そのあとちょうどWがリアタイで放映されていた年です。
変形してしまっていたところがあるので、熱処理から下準備をしました。



煮沸すると、ビニールが柔らかくなり、元の形にいったん成形しやすくなります。

乾燥したのち、Mr.スーパークリアつや消しを全体に吹き付け、塗装の下地を作りました。

水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です。
ペイントの様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

今回の塗装に使用した塗料はこちら

まずはファレホのゲームカラー・ブラッディレッドです
ベルト、目、アクセントになって目立つカラーリングです

続いてシタデルカラーのコントラスト、紫色のシャイシュパープルを使いました
左半身の紫の箇所、ここは後ほど別カラーで上塗りします
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

次は銀色です ファレホのゲームカラー・シルバーを使いました
ベルト、頭部、マフラー、重要な中央のラインに使いました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
さすがに発色の良いカラーです

そして、金
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーです
こちらは右半身のゴールドの箇所に使っています

黒
塗料は2色を使い分け
まずはファレホのゲームカラー、ブラックです
少し水で溶いた状態で、細かな個所と、剥離してしまった部分の補修的に用いました

今度はシタデルカラーのコントラスト・バシリカヌムグレイです
全体的にブラシを使って塗り入れました

台座は、シタデルカラーのBASE、メカニカススタンダードグレイで塗りました

右半身のメインカラー緑
シタデルカラーのコントラスト、ワープライトニングです
水で溶いて薄めた状態で全体に塗り入れ

スポットで紫
ファレホのゲームカラー、エイリアンパープルです
ベルトと、左半身の紫の箇所に上塗り

同じくスポットの緑は、ファレホのモデルカラー・ミディアムオリーブです
ベルトと、こちらは右半身ボディの剥離箇所に
かかった時間は約60分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
剥離や擦れなどでけっこう損傷の大きかったWサイクロンジョーカーのソフビが、部分塗装も加えてリニューアルしました

フロントビューからリアビューまで



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ということで今回は、仮面ライダーのソフビフィギュア、平成ライダーから、仮面ライダーWサイクロンジョーカーを
水性アクリル塗料でペイントしました
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