#827【消しゴム塗装】ブラックキング (キン肉マン キン消しPART9)

2025年1月7日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART9、ブラックキングです
テレビアニメスペシャル、7人の正義超人vs宇宙野武士に登場した敵キャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART9 ブラックキング
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このブラックキングがラインナップされたPART9のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回のブラックキングのほかにも、同じく7人の正義超人vs宇宙野武士に登場した敵キャラクター、ちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ

ペイントするブラックキングの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、左手に剣を持った珍しい造形のキャラ、手足のキン消しらしいディフォルメで、問題なく自立をします

塗装後のレビューを先に

PART9のブックレット掲載塗装済みモデルを参考に、少しオリジナル要素を加えて彩色をしてみました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、塗装箇所の多かった、兜・鎧・ボディのカラーから塗装スタートです。
シタデルカラーのBASE、インキュビダークネスというカラーを使いました
藍色に近い、濃い色味の塗料です

もともと、粘性高く隠ぺい力の強いカラー

紫を使いました。ファレホのゲームカラーで、エイリアンパープルです
よく使っている紫カラーでは、2番目に薄手のもの
鎧の前垂れ部や、手、脚部などに使いました

フェイスはブラックキング、らしく黒です
ファレホのゲームカラーで、ブラックを使いました

青・紫の色違い塗料が多く登場します
今度は、シタデルカラーの、標準的な青カラー、BASEの、マクラーグブルーを使いました
腕部、脚部に

目と、ベルト部分に赤です
ファレホのゲームカラーで、ブラッディレッド
細かな個所は、極細筆を使って丁寧に塗り入れました

今度は赤の色違い
シタデルカラーのBASE、コーンレッド。濃い赤色です。
口と、剣の鞘、腰元の武器にも

左手に持った剣には銀です
ファレホのゲームカラー、シルバーを塗りました

ここで金色
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました
このカラーが入って一気に締まりました

首元の装飾、頭部、剣と腰に忍ばせた武器の持ち手に

水色です。鎧やアーマーの装飾の一部に
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーを使いました
上塗りになりましたが、しっかり色が乗りました

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、土、泥を粒子で再現する「スターランドバトルマイア」という塗料を使いました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART9の宇宙野武士の一人・ブラックキング、水性アクリル塗料でペイントしました

ブラック・キングは、オリジナルアニメシリーズ「決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士」の登場キャラクターの一人で、いちおうボスキャラ的存在。
このキン消しレギュラーシリーズPART9は、この物語の登場キャラが多数ラインナップでした

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年1月7日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c