#819【消しゴム塗装】テールランプ (キン肉マン キン消しPART8)

2024年12月27日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART8、テールランプです
キン消しでも小ぶりなサイズの特徴的なデザインの超人
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART8 テールランプ
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このテールランプがラインナップされたPART8のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート7に続いて、これまでのキン消しラインナップが塗装済みの写真でずらりと並んだカラー刷りの一覧小冊子でした。
パート8ではこれまでに、ダークⅡ世やパーソナルマンといったところをペイントしてきました

ペイントするテールランプの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約3cm程度の消しゴム。小さなキン消しですが、凹凸があってわりと塗装はしやすかったです
もう40年以上前の消しゴムですが、手足のディフォルメがさすがにキン消しで、しっかりと自立できました。

塗装後のレビューを先に

今回は、超人図鑑カラーを参考に、ランプの部分は白熱電球イメージで彩色したカラーリングです

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、ファレホのモデルカラー、アイスイエローから色分けを始めていきます
明るいイエローカラー
隠ぺい力に課題があるので後ほど上塗りして調整します

ボディは赤です
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
鮮やかな赤カラー。下地に塗った白も効いてうまく色が乗りました

台座プレートを上塗りです
ファレホのゲームカラー、カーキを使いました
刷毛で一気に塗りました

ここで先のアイスイエローを重ね塗りです
これで、ムラなく色が乗った感じがします

銀色です
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました
さすがの銀の発色の強さ
首、腕、脚などに

背中に背負った形の部分は、シタデルカラーのLAYER、エシングレイを使いました
濃いグレーのカラー

黄色です
今度はファレホのモデルカラー、ディープイエローを塗りました
フェイスは極細筆で慎重・丁寧に。
手、足にも塗ったカラーです

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

頭部にドライブラシです
白のカラー
シタデルのドライ種、プラゼティホワイトを塗りました

刷毛で、たたき、こすりつけるように色を乗せました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約30分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART8のテールランプ、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のテールランプは、電球がモチーフの超人でオランダ出身。
超人強度は50万パワー。
激しく発光して目くらまし、頭部が割れないように転ぶことを極度に恐れるという特徴があり、充電も欠かさない。いちおう設定ではパーフェクト超人です。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年12月27日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c