【キン消し塗装】銅ベルマンを筆塗りで再現!昭和の超人がよみがえる水性アクリル塗装 #879
1980年代のキン肉マン消しゴム「銅ベルマン」を、水性アクリル塗料のシタデルカラー&ファレホで筆塗りリペイント。メタリックと錆び塗装を組み合わせ、当時のブックレット掲載カラーを再現しました。昭和レトロな超人の魅力を丁寧に蘇らせた塗装記録です。
Youtubeで塗装動画
当時物キン消し・銅ベルマンの復活再現
1980年代発売のキン消しPART7「銅ベルマン」を、水性アクリル塗料で丁寧にリペイント。当時のブックレット掲載カラーを意識した再現が見どころです。
メタリック×錆び塗装による“昭和レトロ感”の演出
銅の質感を活かすメタリック塗装に、シタデルカラーのテクニカルカラーで錆び表現をプラス。懐かしくも渋い風合いが魅力です。
短時間でも再現可能な筆塗りテクニック紹介
煮沸・下地処理から約30分で完成する筆塗り工程を公開。ファレホ&シタデルカラーを併用した効率的なリペイント方法が参考になります。
before~after
この銅ベルマンがラインナップされたPART7のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
これまでのシリーズのキン消しが塗装済みで掲載された一覧あり、PART7では、ハングキラーや土偶マンといった地味キャラ超人も多数ラインナップされていました
ペイントする銅ベルマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黒ずみはありましたが、ペイントに影響するほどではなかった、そして目立つ曲がりクセがありましたが、熱処理で修正可能な範囲でした
高さ約4㎝程度の消しゴム。両手を開き、造形自体はしっかりと大きめに作られていました。わかりやすい造形のキン消しです
塗装後のレビューを先に
今回のカラーリングのポイントはメタリックカラーと錆び塗装
ちょっと昭和チックで、銅ベルマンらしい配色にできた気がします
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください
消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います
煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす
ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます
まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄く全体に塗りました
台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています
一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました
台座プレートを先に上塗り
下地が完全乾燥したのち、今回は黄緑
ファレホのゲームカラー、エスコルピナグリーンを使いました
鮮やかな黄緑。刷毛で一気に塗りました。
本体の色分けは、ボディ正面の銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーです
ここは重要な塗装箇所、このあと上塗りします
メインカラーとなる銅色は、シタデルカラーのBASE、バルサザールゴールド
ゴールドの名がついていますが、明るい銅色のイメージのカラーです
パンツとブーツ以外をこれで塗り切りました
メタリックカラーで粘性高く隠ぺい力は強い塗料です
ブーツは青です
シタデルカラーのBASE、マクラーグブルーを使いました
シタデルでは標準的な青カラー
パンツは赤。このあたりは原色が続きます
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを使いました
鮮やかな赤カラーです
乾燥させた後、ボディ正面に金を上塗り
ファレホのゲームカラー、ポリッシュドゴールドです
淡い、明るい金色になりました
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です
そして仕上げは目と、ボディの「銅」の文字に錆び塗装
シタデルカラーのテクニカル、ニヒラークオキサイドです
メタリックに入った淡い、緑の錆びのイメージ
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました
この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約30分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます
台座をつけて、塗装後です
まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、正規品レギュラーサイズのキン消し、PART7から銅ベルマン。水性アクリル塗料でペイントしました
ドーベルマンは、全身が銅製の超人で古代インカ、ペルー出身。
超人強度は55万パワー。
およそ600歳の超人年齢とされています。超人オリンピックに古代インカ代表として出場していました。
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