#806 消しゴム塗装・1980年代当時物キン消しPART6 ペーパーミイラSr.

2024年12月6日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART6、ペーパーミイラSr.です
本編での活躍はほとんどなかった超人ですがかわいいフォルムのキャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART6 ペーパーミイラSr.
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このペーパーミイラがラインナップされたPART6のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
ブックレットそのものは、パート6は、かんたんな2つ折りの仕様。
先日塗装のアマゾンマンや、キンターマンなどがラインナップされた弾でした

ペイントするペーパーミイラの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4㎝程度の消しゴム。特徴的な造形をしたキャラクターの一つ。
もう40年以上前の消しゴムですが、細かなところまでしっかり作りこまれたデザインです。さすが日本の金型。

塗装後のレビューを先に

超人図鑑のカラーを参考に彩色しました。白が基調になりましたが微妙に色味を変えていって、目の部分が若干苦戦しました

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

可塑剤を抜く塗装前の下処理

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

水性アクリル塗料でペイント

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、まずはメインのカラーの白系塗料
シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです

少しグレーがかった色味の白。
脚、手、頭部、胴体に。
粘性が高く隠ぺい力の強い塗料です。先に塗った下地の白も効いてしっかり色が乗りました

似たようなカラーですが、薄いグレーです
シタデルカラーのBASE、セレストラグレイ
腕と脚に、こちらも粘性高く隠ぺい力の強いカラーです

ここで台座プレートを上塗りしました
ファレホのゲームカラー、ラストフルパープルを使いました
薄い、淡いカラーの紫です

今回のカラーリングではアクセントになった黒です
ファレホのゲームカラー、ブラック、腰部の部分と目、瞳は最後に若干手直しをしました

フェイスの一部はシルバー
ファレホのゲームカラーを使いました
さすがの銀の発色の強さです

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は白をドライブラシ
シタデルカラーのドライ、プラゼティホワイト
先にコラックスホワイトを塗った箇所に、擦りつけるように色を乗せていきました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約40分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART6のペーパーミイラSr.、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のペーパーミイラSr.は、エジプト出身の超人で、トイレットペーパーがモチーフ
超人強度は60万パワー
細身で華奢な本体を大柄に見せるため、薄い紙を全身に何重にも巻いてかさ増ししている、という設定で、雨を嫌う特性を持っています

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年12月6日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c