#878【消しゴム塗装】アブドドーラ(キン肉マン キン消しPART5)

2025年3月10日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART5、アブドドーラです
初期のシリーズで登場した、プロレスラーに似た、怪獣です。。
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART5 アブドドーラ
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogアブドドーラ塗装の動画

Youtubeで塗装動画

before~after

このアブドドーラがラインナップされたPART5のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート5では、今回のアブドドーラのような地味キャラでは、アームストロングや先日塗装したコンバットマンなどがありました

ペイントするアブドドーラの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黒ずみはありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4㎝程度の消しゴム。両手を開き、造形自体はしっかりと大きめに作られていました。わかりやすい造形のキン消しです

塗装後のレビューを先に

今回のカラーリングの参考はアニメ版。昔のキャラクター商品の塗装色。
茶系の塗料の色分けでなかなかそれらしいペイントになりました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

本体の色分けは、目と額の傷、黄色からスタート
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです

彫られたガイドがあるのでそれに沿って、色分けはこのあとの茶色・ボディカラーで調整します

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

2色目は下半身の、薄めの茶色
シタデルカラーのLAYER、ベインブレイドブラウンを使いました
上塗り用の、隠ぺい力には少し課題のあるライトカラーですが、下地の白が効いてうまく色が乗りました

口に濃い赤色
シタデルカラー、BASE、コーンレッドです

そして、頭・フェイスと上半身、腕
ボディカラーの茶色、シタデルカラー・BASE、モーンファングブラウンを塗りました

フェイスの色の境目、そして腰部の色分け箇所は面相筆で丁寧に
あとは面積が大きいのでブラシで一気にぬりました

いったん完全乾燥ののち、手と足の爪にシタデルカラーのBASE、レイスボーンを塗りました
今回のような爪や牙、骨の塗装によく使うカラー

唇は、シタデルカラーのLAYER、フルグリムピンクです
極細筆で丁寧に

最後は下半身、上半身ともに
シタデルカラー・コントラスト・スケルトンホードを水で溶いて染め塗り
陰影を付けて質感を出しました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約30分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART5の怪獣・アブドドーラ。水性アクリル塗料でペイントしました

今回のアブドドーラは、宇宙出身の怪獣で、国会議事堂など国家の重要機関を襲うのが趣味、レスリングでも凶器攻撃など残虐ファイトです
超人強度は不明、ブッチャーをモチーフにしたキャラクターでした

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年3月10日

Posted by Mさん模活時間の記録