【キン消し塗装記】カナディアンマンを水性アクリルで彩る|レギュラーサイズPART2リペイント#1029
当時物のレギュラーサイズ・キン消し「カナディアンマン」を筆塗りでリペイント。水性アクリル塗料を使用し、下処理から完成までの全工程を詳しく紹介します。
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当時物キン消し・カナディアンマンを筆塗りで再生
今回は、レギュラーサイズの「当時物キン消し」から、**怪力超人・カナディアンマン(パート2収録)をリペイントしていきます。
塗装には、いつものように水性アクリル塗料(ファレホ・シタデルカラー)**を使用しました。

この弾は有名超人が多数ラインナップされており、ブラックシャドーやジェシー・メイビアなど、初期の名キャラクターも登場していました。


塗装前の状態をチェック
塗装前のカナディアンマンは、経年劣化はあるものの大きな汚れや損傷はなし。
約4cmのレギュラーサイズで、脚部のディフォルメも見事。自立も安定しており、塗装前の下処理に進める状態でした。



下処理工程|キン消し塗装の基本ステップ
キン消し・デカ消し塗装の基本的な下処理手順は以下の通りです。

- 煮沸処理:柔らかくして形を整え、汚れ・油分を落とす
- ベンジン漬け込み(1〜2日):可塑剤を抜き、塗料の定着を良くする
- 乾燥 → Mr.スーパークリア(つや消し)塗布:塗装の下地を整える



この下地処理を行うことで、塗料のノリと発色が格段に良くなります。
使用した塗料と筆について
塗料はファレホのゲームカラーシリーズを中心に、部分的にシタデルカラーを併用。
すべて筆塗りで仕上げています。

- 細部:模型用の面相筆
- 広い面:平筆やブラシで時短塗装

塗装は「下地塗り」と「上塗り」の2段階構成です。
下地塗り|発色を支えるベースカラー
まず全身に、**ファレホ・ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」**を塗布。
この淡いフレッシュカラーが後の発色を支えます。
全面を平筆で塗り上げ、2〜3分で下地は完了。乾燥を待ってから次の工程へ。

彩色工程|白と赤のシンプル配色を丁寧に
白の塗装
ボディの白には、ファレホ・モデルカラー「ホワイトグレー」を使用。
わずかにグレーがかった白で、隠ぺい力が高いのが特徴です。
ムラを防ぐためにラーミアンメディウムで溶剤調整しながら塗り重ねました。

赤の塗装
メインカラーには、ゲームカラー「ブラッディレッド」を採用。
細かなパーツを極細筆で慎重に塗り分けます。
口部分にはやや濃いめのスカーレットレッドを使用し、色に深みを出しました。

瞳と補修
瞳はブラックで補色し、仕上げに再度ホワイトグレーでムラやはみ出し部分をリタッチ。
全体の塗装時間は約50分でした。

仕上げ|ツヤ消しとコーティング
塗装後は、ソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付け、保護と艶出しを兼ねて仕上げ。
乾燥後、台座にセットして完成です。

カナディアンマンとは
カナディアンマンはカナダ出身の正義超人で、身長265cm・超人強度は100万パワー。
カナダ国旗の楓をシンボルとし、超人オリンピックではロビンマスクと対戦。
スペシャルマンとタッグ「ビッグボンバーズ」を結成していたことでも知られています。
好きな言葉は「捲土重来(けんどちょうらい)」。

完成レビュー
白と赤のコントラストが鮮やかで、当時物の造形を活かしたリペイントに仕上がりました。
シンプルな配色ながら、筆塗りの味わいが際立つ1体です。



まとめ
今回は、**キン肉マンの正義超人・カナディアンマン(レギュラーサイズPART2)**を水性アクリル塗料でペイントしました。
当時物のキン消しでも、下処理と丁寧な筆塗りで見違えるほどの完成度になります。









