【キン消し塗装レビュー】当時物パート15「ブラックメンルイ」を劇場版カラーで筆塗りペイント!#1192
当時物キン消し・レギュラーサイズ「パート15」より、劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に登場したブラックメンルイを水性アクリル塗料でリペイントしました。下処理から筆塗り塗装、仕上げまで詳しく紹介。40年以上前のキンケシを鮮やかに蘇らせた制作記録です。
【キン消しパート15】劇場版キャラクター中心の豪華ラインナップ
今回は、当時物キン消し・レギュラーサイズ「パート15」より、ブラックメンルイをペイントしていきます。
ブラックメンルイは、劇場版第2作『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に登場した超人で、ブラック軍団の一員としてラーメンマンと対戦したキャラクターです。
今回も、いつものように水性アクリル塗料を使用してオール筆塗りで仕上げました。
パート15付属のブックレットを見ると、表面にはワザ消しがずらりと掲載されており、テリーマンとラーメンマンのチェーンデスマッチや、ゴールドマン・シルバーマン兄弟対決など、当時の熱いラインナップが並んでいます。
裏面には、今回塗装するブラックメンルイを含めた劇場版第2作登場キャラクターがイラスト付きで掲載されていました。
前弾の「運命の5王子編」の流れではなく、劇場版キャラクターを中心にしたラインナップになっているのも、このパートの大きな特徴です。
塗装前の状態をチェック
まずは塗装前の状態から確認していきます。
40年以上前の当時物ということもあり、多少の経年劣化や汚れは見られましたが、致命的な破損や欠損はありませんでした。
ペイントに大きな支障はなかったため、そのまま通常工程で下処理を進めています。
レギュラーサイズのキン消しなので、高さは約4cmほど。 細身のシルエットで、対戦相手だったラーメンマンを思わせるフォルムが印象的です。
下処理工程|キン消し塗装の基本作業
キン消しやデカ消しの塗装では、下処理が非常に重要になります。
今回も以下の流れで作業を進めました。
・煮沸してゴム素材を柔らかくし、変形を整える
・表面の油分やホコリを除去する
・ベンジンに一晩〜2日ほど漬け込み、可塑剤を抜く
・十分乾燥させたあと、Mr.スーパークリアつや消しを吹いて下地を作る
この工程を行うことで、塗料の食いつきがよくなり、塗装後の仕上がりも安定します。
使用塗料と塗装工程
塗料は、水性アクリル塗料のファレホをメインに使用。 必要に応じてシタデルカラーも取り入れながら、オール筆塗りで進めました。
筆は主に模型用の面相筆を使用し、広い面積には平筆やブラシを使って効率よく塗装しています。
工程は大きく分けて「下地塗り」と「上塗り」の2段階です。
下地塗装
まず全身に、ファレホ「パンツァーエース 肌色ハイライトカラー」を塗布。
明るめのフレッシュカラーで、後から重ねる色の発色を良くする目的があります。
このひと手間で色ノリが大きく変わるため、毎回しっかり行っている工程です。
広い面積を平筆で一気に塗れば、2〜3分ほどで完了します。
赤をメインにした劇場版カラーで彩色
下地乾燥後、本格的に色分けをスタート。
まずはメインカラーの赤です。 ゲームカラー「ブラッディレッド」を使用し、目・上半身・下半身のコスチューム、頭部装飾などを塗装しました。
造形では瞳がありますが、劇場版ではシンプルな目だったため、今回は赤一色で仕上げています。
広い面積は色ムラが出やすいため、シタデルカラーの「ラーミアンメディウム」で薄めながら塗装しました。
続いて、ファレホ「ミディアムフレッシュトーン」を使用。 黄寄りのフレッシュカラーで、顔・腕・腹部を塗装しています。
さらに、ゲームカラー「カーキ」で頭部や首周りを塗り分け。 このカーキ色が加わることで、独特な劇場版カラーの雰囲気が再現できました。
黒部分にはゲームカラー「ブラック」を使用。 コスチュームラインや腕・脚を引き締めています。
装飾部分には、ゲームカラー「ベルデグリ」を使用。 淡い緑色がアクセントになりました。
歯にはモデルカラー「ホワイトグレー」を重ね塗りし、最後にゲームカラー「オレンジファイア」で耳や腕、脚などを塗装しています。
広い面積を塗る際は、筆で引っ張るのではなく、先端で軽く叩くように色を乗せるとムラになりにくく、きれいに仕上がります。
今回の塗装時間は、およそ60分ほどでした。
ブラックメンルイとは?劇場版に登場したカンフー超人
ブラックメンルイは、劇場版『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に登場した超人です。
ブラックエンペラー配下の超人で、カンフーを得意とするファイタータイプ。 劇場版パンフレットによると、超人強度は300万パワーです。
必殺技は「ボツリヌ・ヘッドロック」。 青木ヶ原樹海でラーメンマンと対戦するも、最後はフライングレッグラリアートで敗れました。
劇場版限定キャラクターながら、独特なデザインとカラーリングで印象に残る超人のひとりです。
クリア仕上げで完成
塗装完了後は、ソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けてコーティング。
しっかり乾燥させて完成です。
台座にセットすると、劇場版らしい派手なカラーリングがより映える仕上がりになりました。
フロントビューからリアビューまで、当時物キン消しならではの味わいを楽しめる完成品になったと思います。
まとめ
今回は、当時物キン消し・レギュラーサイズ「パート15」のブラックメンルイを、劇場版カラーを参考に水性アクリル塗料でペイントしました。
赤を基調とした独特なカラーリングに、カーキや黄寄りフレッシュカラーを組み合わせることで、劇場版らしい雰囲気を再現できたと思います。
古いキン消しでも、丁寧に下処理を行えば、現在でも十分に塗装を楽しむことができます。
当時物キンケシのリペイントや、水性アクリル塗料での筆塗りに興味がある方の参考になればうれしいです。