#834【消しゴム塗装】喧嘩男(キン肉マン キン消しPART10)

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART10、喧嘩男です
パーフェクト超人・ネプチューンマンの正体であり、最強の超人
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART10 喧嘩男
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

この喧嘩男がラインナップされたPART10のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回の喧嘩男のほかにも、先日来塗装したロビンマスクや、ブロッケンJr.の姿も。サボテンマンやスマイルマンなどちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ

ペイントする喧嘩男の消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、シンプルな人型超人ですが、彫りの深さ、造形、デザインはなかなかクオリティ高いキン消しにできあがっていました

塗装後のレビューを先に

超人図鑑を参考に、黄色のシャツ、コスチュームのカラーリングでペイントをしていきました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、色分けの1色目は、ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュです
少し濃いめ、はっきりとした肌カラーが出せる塗料で、キン消し塗装でも愛用しています
フェイス、首元上半身、腕部、脚部に塗りました

アニメカラーは白でしたが、超人図鑑カラーの黄色でリングコスチュームを
シタデルカラーのbase、アヴァーランドサンセットです
少し濃い黄色。その分隠ぺい力が強くて塗りやすい塗料です

ここで目を書き入れ。これだけ、シタデルカラーのBASE、カレドールスカイ
青を使いました

頭髪、口ひげは黄色です
今度はファレホのモデルカラー、ディープイエロー
先の黄色よりは明るい、金髪を意識したカラーリングです

塗り残しと補修を兼ねて、フラットフレッシュを上塗りしました

台座プレートを上塗りです

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、砂質を粒子で再現する「アルマゲドンデューン」という塗料を使いました

刷毛で一気に塗りました

最後は、シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて、肌の部分に染め塗りしました
これで質感が高まり、陰影が出ました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART10の喧嘩マン、超人図鑑カラー、水性アクリル塗料でペイントしました

ネプチューンマンが完璧超人に転身する前の本来の姿。
筋骨隆々の屈強な大男である以外は人間と全く変わらない外見です。
全541戦全勝の記録と高い実力を持ちながら「闘いに派手さに欠ける」という理由で日の目を見ない無名の超人、第20回超人オリンピック・イギリス予選を勝ち進んで決勝戦において当時の花形選手であるロビンマスクと対戦します

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c