【デカ消し塗装記録】ネプチューンマンを筆塗りで再現!昭和レトロ玩具の魅力を現代に#393

2022年5月18日

昭和の名作『キン肉マン』より、丸越製第2弾B型「ネプチューンマン」をデカ消しで塗装!
水性アクリル塗料のシタデルカラーとファレホを使い、フリーハンド筆塗りで細部まで再現しました。
懐かしさと手仕事の味わいが詰まった、キダルトの模活日記です。

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この記事の3つのPoint☆

🔸 1. 昭和レトロ玩具×現代の塗装技術の融合

丸越製の「デカ消し ネプチューンマン」という昭和の名作玩具を題材に、現代の塗料(シタデル&ファレホ)を使って新たな魅力を引き出している点。
懐かしさと現代の表現技術が交わる“リバイバルモデリング”が見どころです。

🔸 2. フリーハンド筆塗りによる独自の味わい

マスキングなしのフリーハンド筆塗りで、細部の陰影や表情を丁寧に再現。
筆跡が生む手作業ならではの温もりと、個体ごとの違いを楽しめるのが魅力です。

🔸 3. キダルト(Kidult)視点の趣味としての楽しみ

「遊び」と「制作」を両立する大人の趣味として、模活時間を丁寧に記録。
ノスタルジックな玩具文化を再発見しながら、自分だけの“作品”として昇華している点がポイントです。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第2弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
テリーマン、ジェロニモ、アトランティスなど有名どころの超人が目白押しの弾で、ネプチューンマン・キン肉マン合わせて10体がラインナップされたシリーズでした

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんが汚れと落書きは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料で色塗り

そして塗装です

ペイントの様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

まずは、肌のカラーをベース塗装
ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュです
最近一番よく使っているフレッシュカラー
レトロなキン消しで程よいチープ感を出すのに一番と思っている肌カラーです

キンケシの地に直接だったので、結局3度の重ね塗りで色を乗せました

シタデルカラーのBASE、レイスボーンを下地に
ジャケット、リストバンドのライン、頭髪・口ひげ、レッグカバーに使いました
隠ぺい力の強い白カラーです

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

ファレホのダークフレッシュの上塗りです

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

シタデル・レイスボーンも重ね塗りで色をしっかり出します

ファレホ・ダークフレッシュの2度目の重ね塗り

ここで黒です
パンツのカラーとして、ファレホのゲームカラー・ブラックです
扱いやすい、隠ぺい力の強いカラー

台座の下地を塗りました
ファレホのゲームカラー、カーキを使いました

原作カラーであり、夏から始まる新作アニメカラーでもあるネプチューンマンの特徴的なカラーは赤です
ファレホのゲームカラー・ブラッディレッドを使いました

台座の上塗り。
シタデルカラーのテクニカル、様々な特殊効果を表現できる塗料の、アルマゲドンダスト、岩肌を表現する際のカラーを使いました

銀色です。ファレホのゲームカラー、シルバー。
目と、チョッキのトゲの部分に使いました

頭髪、口ひげ、レッグカバーの上塗りに、シタデルカラーのLAYER、フレイドワンフレッシュを水で溶いて薄めて塗り入れました

足はシタデルのベース、紺色の「ナイトロードブルー」を使いました

最後は肌カラーの上塗りに、シタデルのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました

かかった時間は約80分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
今回は原作カラーのボディ・マスクは赤。鮮やかなネプチューンマンに仕上がりました

フロントビューからリアビューまで

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第2弾・ネプチューンマンを原作&新作アニメカラーでペイントしました

宇宙超人タッグトーナメントに参加したヘル・ミッショネルズの一人。
完璧超人の首領。
のちにキン肉マンと巌流島コンビを結成しましたね。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年5月18日

Posted by Mさん模活時間の記録