キンケシ15 バッファローマン〈ロングホーン変形Ver.〉を筆塗りリペイント|水性アクリルで徹底ペイント#303
2019年版キンケシ15より、バッファローマン(ロングホーン変形Ver.)を水性アクリル塗料でフル筆塗りリペイント。下処理から完成までの工程を、使用カラーと技法を詳しく紹介します。
■ キンケシ15「バッファローマン(ロングホーン変形Ver.)」をリペイント
2019年リリースの「キンケシ15」から、ロングホーン変形Ver.のバッファローマンを筆塗りでリペイントしました。
今回も、水性アクリル塗料「ファレホ」「シタデルカラー」をメインに使用しています。
シリーズのカプセルには、キン肉マン・ソルジャーのメモケシ、ザ・ニンジャ、ロビンマスク、ウォーズマンなど、人気超人が多数ラインナップしている魅力的なパートです。
■ 塗装前の状態チェック
塗装前は、多少の黒ずみ・汚れがあるものの傷はほぼゼロの良好な状態。
新規造形らしく、当時物レギュラーサイズより少し大きめのボリューム感です。
バッファローマンの**悪魔超人時代、キン肉マンと対戦した時のロングホーン変形Ver.**が元になっています。
■ 下処理の工程:キンケシ塗装の基本フロー
キンケシ・デカケシの塗装では、いつも以下の工程で下処理を行っています。
● ① 煮沸して形を整える
ゴムを柔らかくし、歪みやクセを修正。
表面の油分・ホコリも同時に除去。
● ② ベンジン漬け込み(1〜2日)
可塑剤を抜き、塗料の乗りを改善。
● ③ 乾燥 → つや消しスプレーで下地作り
Mr.スーパークリア(つや消し)を吹き、
塗料の定着を高める土台を作ります。
■ 彩色方針:初代アニメカラーを基準に
塗装は、初代アニメ版のカラーリングを参考に色を選びました。
シンプルに見えて、バッファローマンは塗り分けが多く、思った以上に時間がかかる超人です。
■ 使用塗料と筆について
- ファレホ(モデルカラー・ゲームカラー・パンツァーエース)
- シタデルカラー(BASE・テクニカル)
筆塗りは
- 面相筆(細かい部分)
- 平筆(広い面積)
を使い分け、効率よく作業を進めました。
■ 下地塗り:フレッシュカラーで全体を明るく
最初に、**ファレホ・パンツァーエース「肌色ハイライト」**を全身に塗布。
薄いフレッシュカラーで、後の色の発色を高めてくれます。
乾燥後、いよいよ本塗りへ。
■ カラー別・塗装工程の詳細
**● 茶色(頭髪)
シタデルカラー BASE:モーンファングブラウン**
濃い赤茶色がバッファローマンらしい雰囲気。
ラーミアンメディウムで薄め、ムラなく塗装。
**● 赤色(口・手脚)
ゲームカラー:スカーレットレッド**
極細筆で細かい部分を慎重に塗り分け。
**● イエロー(目・額の傷)
モデルカラー:アイスイエロー**
**● 肌色(広い面積)
モデルカラー:フラットフレッシュ**
隠ぺい力が高く、しっかり色が乗るフレッシュカラー。
ムラ防止のため、筆先で叩くように重ね塗りしました。
**● 白・グレー(サポーター、パンツ、ロングホーン)
モデルカラー:ホワイトグレー**
グレーがかった白で、隠ぺい力強め。
白黒の塗り分けが最も時間のかかるポイント。
**● 黒(ボディライン)
ゲームカラー:ブラック**
**● 紫(額の紋様)
ゲームカラー:エイリアンパープル**
■ 塗装にかかった時間
およそ60分ほどで塗装完了しました。
■ バッファローマンの簡易プロフィール
- 超人強度:1000万パワー
- 出身:スペイン
- 所属:悪魔超人 → 正義超人
- 名勝負多数(王位争奪編など)
- 必殺技:ハリケーンミキサー、超人十字架落とし
- 2000万パワーズ、超人血盟軍でも活躍
■ 仕上げ:クリアコートで保護
最後に、**ソフト99・ボデーペン(クリア)**を吹き付けて乾燥。
塗膜を保護し、ツヤを整えて完成です。
台座にセットし、フロントビュー・リアビューはぜひ画像でご確認ください。
■ まとめ
今回は、キンケシ15 バッファローマン(ロングホーン変形Ver.)を水性アクリル塗料でリペイントしました。
下処理から仕上げまでの工程や使用カラーが、これから塗装する方の参考になれば幸いです。