【キン消し塗装】ブロッケンJr.を令和版カラーで再現!丸越製デカ消し第3弾C型を筆塗り仕上げ#352
1980年代に発売された丸越製デカ消し第3弾C型の「ブロッケンJr.」を筆塗りでリペイント。令和アニメ版カラーを意識したブルーグレーの配色で、懐かしのキン消しを現代風に蘇らせました。

丸越製デカ消し第3弾C型より「ブロッケンJr.」をペイント!
今回は、9cmサイズの丸越製デカ消し第3弾C型から、ドイツ出身の正義超人「ブロッケンJr.」を筆塗りでリペイントしました。
塗装にはいつものように**水性アクリル塗料(ファレホ&シタデルカラー)**を使用しています。

同シリーズには、ウォーズマン、ミスターカーメン、ステカセキング、ザ・魔雲天といった人気キャラクターもラインナップされており、正義超人VS悪魔超人の豪華な構成となっています。


塗装前の状態と造形チェック
塗装前の個体は経年を感じさせるものの、汚れや損傷はほぼなし。
9cmサイズのボリュームながら、造形は非常に繊細で、色分けを進めるほどにその精巧さが際立ちます。
筆塗りにちょうど良いサイズ感です。



令和アニメ版カラーを意識したペイントコンセプト
今回のテーマは「令和版アニメカラーのブロッケンJr.」。
印象的なブルーグレーのコスチュームを基調に、各部のアクセントカラーで立体感を強調しました。
塗装前の下処理から完成までの流れを順に見ていきましょう。

下処理:可塑剤抜きと下地づくり
キン消し・デカ消し塗装の定番工程を実施しています。

- 煮沸処理:素材を柔らかくし、形を整える
- ベンジン漬け込み(1〜2日):可塑剤を抜き、塗料の定着を良くする
- 乾燥後にMr.スーパークリア・つや消しを吹き付け:塗装の下地づくり



この工程で塗料ノリが格段に向上します。
使用した塗料と筆塗り工程
塗料はファレホ(Vallejo)を中心に、シタデルカラーを補助的に使用。
すべてオール筆塗りで仕上げています。
- 下地塗り:ファレホ「ライトフレッシュ」
- 肌部分:ベーシックスキントーン
- 黒(ハット・ブーツ・ベルト):ファレホ ブラック
- グレー(フェイスの一部):ライトグレー
- 赤(ハット):スカーレットレッド
- ブルーグレー(コスチューム):ソンブルグレー
→ ラーミアンメディウムで薄めながらムラを防止

塗り分けは細部まで丁寧に行い、下地の効果で一発発色が得られました。
仕上げ:メタリックと陰影表現
細部の塗り分けにはメタリックカラーを使用。
- 銀色(ドクロ・バックル):ゲームカラー シルバー
- 金色(紋章・ホック):シタデルカラー レトリビューターアーマー

さらに、**シタデルコントラスト「スケルトンホード」**でフェイスに陰影を、
**シェイド「ドラケンホフナイトシェイド」**でコスチュームに深みを加えました。

塗装時間はおよそ50分。スピーディーながら仕上がりは上品でバランスの取れた印象です。
キャラクター解説:ブロッケンJr.とは
ブロッケンJr.はドイツ・ベルリン出身の正義超人。
『キン肉マン』本編では、超人オリンピックや悪魔超人編などで活躍し、ラーメンマンやザ・ニンジャといった強豪と激闘を繰り広げました。
タッグ編ではリキシマンとの「モストデンジャラスコンビ」で出場しています。
仕上げと完成レビュー
最後に、ソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けて保護。

乾燥後、台座に固定して完成です。
フロントビューからリアビューまで、ブルーグレーの発色と金銀のアクセントが際立つ、現代風のブロッケンJr.になりました。



まとめ:懐かしのデカ消しを現代の筆塗りで蘇らせる
今回は、**丸越製デカ消し 第3弾C型「ブロッケンJr.」**を令和版カラーで再現しました。
水性アクリル塗料の筆塗りで、当時の質感を残しつつも新しい魅力を引き出せたと思います。
古い消しゴムフィギュアの塗装リペイントに興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください!









