【昭和レトロ復活】丸越製デカ消し第1弾「ブラックホール」を筆塗りリペイント#372
1980年代に登場した丸越製デカ消し第1弾「ブラックホール」を、令和の今あらためて筆塗りリペイントしました。水性アクリル塗料のファレホをベースにシタデルカラーも使い分け、当時物のキンケシが鮮やかに蘇ります。7人の悪魔超人の一人を彩色した模活記録です。
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塗装動画
昭和レトロ玩具の復活
1980年代に発売された丸越製デカ消し第1弾「ブラックホール」を題材にし、当時物の魅力を令和の今に蘇らせている点。
筆塗りフリーハンドでのリペイント
水性アクリル塗料(ファレホを基本、シタデルカラーを要所で使用)を駆使し、細部まで丁寧に彩色した制作工程の記録である点。
キン肉マン悪魔超人の造形再現
7人の悪魔超人の一人である「ブラックホール」の特徴を活かした塗装により、懐かしさと迫力を兼ね備えた完成度に仕上がっている点。


七人の悪魔超人の一人としてキン肉マンと戦いました。
宇宙超人タッグトーナメントではペンタゴンと「四次元殺法コンビ」を結成。
塗装は黒と赤のシンプルな構成でカッコいいです。
可塑剤を抜く塗装前の下処理
記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました


この弾に含まれる超人は、今回塗装のブラックホールの他にも、悪魔超人からもバッファローマン、悪魔将軍、スニゲーターと有名どころが何体もありました。
正義超人も、キン肉マン・ロビンマスク・ラーメンマンと豪華です。



まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めながら塗りました
本体のベルト部分と台座にするプレートに、下地として塗りました

2色目に、なんといってもブラックホールのメインカラー、黒。
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
頭部、胴体、脚部、腕部
ですが意外とコスチュームや背中はマントの占める割合が多く、思ったほどの大面積にはなりませんでした。
面相筆と、刷毛を使ってさっと塗りました

台座プレートに上塗り。ファレホのゲームカラー、サンライズブルーです。
いちおうリングのカラーを意識して塗った水色です
台座は、幅6cm、奥行き3cmのものを使用しています。

ここでもう一つのメインカラーである赤を塗りました
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
グローブ、ブーツ、パンツ、フェイス、そして胸の「BH」の文字の書き入れ
さらには羽織ったマントはこの赤で塗りました
鮮やかな赤のカラーで隠ぺい力強く粘性の高い塗料
キンケシの地に直接や、先に黒が入ったところへの上塗りでも問題なく色が乗りました

仕上げにかかります
まずはファレホのゲームカラー、デッドホワイト
ベルトに
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

最後は額と、ベルトのバックル部分にゴールド
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーです
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました
工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です



フロントビューからリアビューまで
ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
ブラックホールを水性アクリル塗料を使ってペイントしました
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