【ドラ消し塗装講座】可塑剤抜きのやり方を徹底解説!ドラゴンボールZ消しゴムを塗装前に下処理してみた

1990年代に発売されたドラゴンボールZの消しゴム「ドラ消し」を題材に、筆塗り塗装前の重要な下処理工程を紹介します。煮沸による変形修正からベンジンを使った可塑剤抜きまで、塗装の仕上がりを大きく左右するポイントを詳しく解説します。

ドラゴンボールZ消しゴム(ドラ消し)の下処理に挑戦

今回は消しゴムフィギュア塗装のノウハウ編として、ドラゴンボールZの当時物消しゴム「ドラ消し」を使った下処理方法をご紹介します。

題材となるのは1990年代に発売された「ドラゴンボールZ パート28」。副題は「龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」です。ミニブック表紙にはベジットが描かれており、魔人ブウ編の人気キャラクターが多数ラインナップされていました。

今回使用するのは、孫悟空、孫悟飯、スーパーベジット、ベジット、スーパーゴテンクス、少年トランクス、グレートサイヤマン1号、グレートサイヤマン2号、スーパー魔人ブウの計9体です。

ドラ消しシリーズについて

バンダイから発売されたドラゴンボールZ消しゴムは1989年頃から展開され、レギュラーシリーズはパート29まで続いた人気商品です。

原作やアニメ本編のキャラクターだけでなく、劇場版作品やアニメオリジナルキャラクターまで立体化されていたのも魅力でした。パート29ではタピオンやヒルデガーンなども商品化されており、幅広いラインナップが特徴です。

まずは煮沸処理で変形を修正

最初の工程は煮沸処理です。

80〜100℃程度のお湯を用意し、ドラ消しを2〜3分ほど浸けます。

この工程には、

・表面の汚れや油分を落とす
・保管中についた曲がりクセを修正する

という2つの目的があります。

温めることで消しゴムが柔らかくなるため、自立できるように形を整えます。冷えると再び固まるため、安定して立つフィギュアに仕上げることができます。

煮沸後はしっかり乾燥させます。表面の水分がなくなるまで、数時間から半日程度置いておけば十分です。

ベンジンで可塑剤を抜く

続いて行うのが可塑剤抜きです。

使用するのは市販のベンジンです。揮発性が高く刺激臭もあるため、換気を行いながら手袋・マスク・保護メガネを着用して作業します。

乾燥したドラ消しを容器に並べ、全体が浸かる量のベンジンを注ぎます。その後、ラップなどでしっかり密封し、一晩から2日ほど浸け込みます。

可塑剤が抜けると素体はわずかに縮み、サイズはおおよそ90%程度になります。しかし塗装後のベタつきやテカリを防ぐ効果が高く、長期間きれいな状態を維持できます。

塗装前の最終仕上げ

ベンジン処理後は水洗いして再度乾燥させます。

その後、Mr.スーパークリアつや消しを全体に吹き付けて下地を作ります。表面がマットになることで水性アクリル塗料の食いつきが良くなり、筆塗りしやすくなります。

下処理後のドラ消しは、柔らかい消しゴム特有の感触がなくなり、カチカチとした硬質フィギュアへ変化します。今回処理した9体もすべて問題なく自立し、塗装準備が整いました。

消しゴムフィギュアを美しく塗装したい場合、可塑剤抜きは非常に重要な工程です。ひと手間かけることで塗料の定着が大きく向上するため、ドラ消しやキン消し塗装に挑戦する方はぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by Mさん模活時間の記録