#635【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第7弾(G型)ローラーマン

2023年10月7日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第7弾、G型のローラーマンを塗装しました。

Point☆

・サンシャインの「呪いのローラー」の原型になった超人
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

本編での活躍はほとんどなかった読者投稿超人。図鑑カラーを参考に塗りました。

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塗装前の下処理

当時物、第7弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
7弾は、読者投稿超人で構成されたラインナップ。今回のローラーマンをはじめ、スプレー魔神、フォックスマン、マップマン、ゴッドシーサーなど、本編での馴染みがなくてもこのキンケシで遊んだ記憶はある、80年代キッズも多いのではと思います

まずは塗装前の状態です。
汚れ、黒ずみ、ありましたが、キズや損傷はなく形はきちっと保たれていたため、そのまま作業を進めていきました。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはシタデルカラーのコントラスト・アポシカリーホワイト。
目の白と、ローラー部分など、銀色を塗る箇所の下地として着色しました。

最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。

黄色の下地、イアンデンイエローです。
ローラーマンのメインボディの黄色を塗る箇所の下地色にしました。

こちらが今回のローラーマンの塗装で下地などで使用した塗料
シタデルカラーのコントラストです。

肌の色は、3種類の塗料を重ねて仕上げます。
まずはファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーン。
一般的なフィギュアのスキンカラーです。
これをキンケシの地に直接塗りました。

こちらが肌の色以降、上塗りで使用した塗料です。
水性アクリルのシタデルカラーとファレホを兼用して塗りました。
今回の塗装にかかった時間は約60分でした。

メインボディの上塗りは黄色。シタデルカラーのアヴァーランドサンセット
BASE塗料で、顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
いつも悩みのタネだった黄色で、これまで使ってきた中で一番粘性高く、隠ぺい力も信頼している塗料です。

一部ですが目の箇所にシタデルカラーの白・コラックスホワイトを使いました。

黄色のフィギュア塗装ではこのアヴァ―ランドサンセットのほかに、シタデルカラーのフラッシュギッツイエローや、ファレホのディープイエローを使っていたりします。

今回のもう一つのメインカラー。
銀色、アイアンハンズスティール。シタデルカラー・BASEのメタリック塗料です。
ローラー部分と、リストバンドに塗りました。

下地で塗ったアポシカリーホワイトが効いて、上手く着色しました。

肌の上塗りです。
シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました。

2色目が乾燥したのち、今度はレイヤーカラーのキスレヴフレッシュを上塗り。
2色目ほどではないですが、このカラーも水で薄めながら重ね塗りしました。

ローラーやリストバンド部分の仕上げ、質感と陰影を出すために、シェイドカラーのナルンオイルという塗料を使いました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
図鑑での姿とは少し(足元)造形の異なるデザインのローラーマンでした。
当初想定よりも色塗りしてみると雰囲気が出て重量感のある仕上がりにできました

塗装シーンのみをYoutube動画で

塗装シーンのみの動画

まとめ~あわせて読みたい記事

デカ消し、でかキンケシは、1984年~1986年ごろ、第1期のアニメ・キン肉マンブームにあやかって展開された、通常の4㎝程度のキンケシよりは一回り大きい約9㎝サイズのゴム消しで、丸越製のものは各弾約10体で、全12弾まで発売されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。

ローラーマンは、サウジアラビア出身、金属系、ローラーがモチーフの超人で、超人強度は90万パワー。
砂漠地帯にすむ超人で、サンシャインの呪いのローラーを授けたのはこのローラーマンといううわさもあるそうです。

というわけで、今回はでかキンケシ・第7弾から、ローラーマンの色塗りでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年10月7日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c