#498【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第7弾(G型)フォックスマン
m3-c blogブログです。
80年代に流行った「キン消し」。今や復刻版もたくさん発売されていますが、「当時物」を塗装しています。
「このキン消しに色がついていたらなぁ」とあの当時思った夢を追い求め、実現させている毎日です。
・昭和レトロ、昔のキン消しに色塗りをする
・丸越製のキンケシで、「デカ消し」って知ってますか?
・キン肉マンのキャラクターで昔いた、キツネの顔をした超人は?
塗装前
今回は、デカ消し・第7弾(G型)のフォックスマンです。
↑塗装前はこんな感じ(保存状態はけっこうきれいな方でした)
↑第8弾(H型)はこんなラインナップでした。
塗装手順をご紹介
※m3-c blog流です。ほかにも方法はあるでしょうし、キン消しの保存状態やご家庭の状況等によりご紹介している方法が全てではないと思いますので一つの参考に記事をご覧ください。
↑ざっくりはこんな感じが手順。
資材などご紹介しながら順を追ってみていきましょう。
煮沸する
コンロに鍋・水を入れ、20~30分煮沸します。
表面に付着した汚れを落とすのと、保存時についた「曲がり」などのクセはこれで元に戻ります。
一つの基準は「ちゃんと自立できるか」という点に置いています。
ベンジンに浸す(1週間程度)
これが一番事前準備として時間がかかるところで、薬品を使用するのでマスク&手袋を付けて慎重に作業します。
ベンジンはホームセンターやドラッグストア、ネットで購入します。
これで、80年代(当時物)のキン消しに入っている可塑剤(柔らかくするための成分)が抜けます。
この行程を踏まないと、水性塗料なんかで塗ったあとは、可塑剤が表面ににじみ出てきて「テカテカ」になっていってしまうんです。
ベンジンに浸した後は、その可塑剤が抜けて、
・一回り小さくなる
・ゴム特有の柔らかさはなくなり、カチカチになる
という変化があります。
つや消しのトップコートをかける
塗装ブースでつや消しのトップコートをかけます。
↑ラッカー系のこちらを使っています。
目的は、ラッカー系のものでそのゴム製のフィギュアに水性塗装をするための縁切り、塗膜を付けることと、つや消し素材で表面に細かい粒子を付けることで塗料のノリを良くします。
乾燥は1時間もすればOKなので、塗装する時間から逆算して準備します。
塗装
実際に色を付けていきます。
僕が使用しているのは、水性アクリル系塗料(臭いなし)、ゲームズワークショップ社が発売している「CITADEL COLOUR/シタデルカラー」です。
・塗料のノリがよい(隠ぺい力が高い)
・速乾
・カラーバリエーションも豊富
で、ガンプラなどの塗装も僕はもっぱらこのシタデルカラーを使っています。
↑今回塗装に使用した塗料等
塗装の際の様子
塗装の様子をハイライトで
仕上げ材(トップコート)
そして完成したら、再び塗装ブースで「トップコート」をかけて乾燥させます。
塗装後
塗装後です
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