#689 【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第5弾E型 スペシャルマン(アニメカラー)

2024年1月26日

今回は、丸越製のデカ消し・第5弾E型から、スペシャルマンです。
青、のイメージが強い、アニメカラーでのペイントです。

塗装の様子をYoutube動画で見る

塗装の際の様子

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第5弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この弾は、第20回、21回の超人オリンピック出場超人がたくさん。
すべてのキャラが、ストーリー上しっかり出番のあった超人たちでした。

塗装前の状態です。
保管状態もよく、シミ、くすみ、黒ずみ程度の汚れで、目立った傷や損傷は
ないデカ消しでした。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

キンケシ、デカ消しの塗装前の下処理は、およそこんな感じで進めていきます。

煮沸して形を整え、油分や表面の埃、汚れを落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

乾燥させて、Mr.スーパークリアつや消しを吹きかけ、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料(シタデルカラー)で塗装

そして塗装です。

色塗りの様子は、使ったカラーごとにハイライトで見ていきます。

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆。面積の広いところはブラシを使って、時短させ効率よく塗りました

塗料は、水性アクリルのシタデルカラー。
イギリス発、ゲームズワークショップという会社から販売されている水性塗料です。
無臭、発色がよい、速乾、乾けば耐水性がある、という、ミニチュア・フィギュアの塗装にはとても扱いやすい塗料です。

まずはBASE塗料のコラックスホワイト
シタデルの白ですが、少しグレーがかっています。
とても隠ぺい力の強い白カラーです。

頭部(主にフェイス)、腕部、胸の99のマークに塗りました

続いて黄色です
アヴァーランドサンセットというカラー。
隠ぺい力に懸念のある黄色カラーの中では、優秀な隠ぺい力を誇るカラーです
今回はシタデルカラーのBASE、下地になる塗料が主だったので、こうしてキンケシの地に直接塗り入れています

3色目は青。
これがアニメカラーのスペシャルマンのポイントとなる色。
青は、マクラーグブルーという塗料を使いました。
ボディ全体、グローブ、ブーツなど各所に塗りました

デカ消し、デカキンケシは、キン肉マンアニメ第一次ブームだった1984年~86年ごろに展開された、株式会社丸越から発売していたゴム消しフィギュアで、各弾約10体ずつ、全12弾まで展開されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。
レギュラーのキンケシの約4㎝の体長に比べ、一回り大きい約9㎝の造形が特徴です

ここでドライブラシ。
白で塗ったコラックスホワイトの上に、シタデルカラー・ドライのクロヌスブルー。
これで、水色っぽい色に調整しました

赤を上塗りします。
メフィストンレッド。
隠ぺい力の強い赤です。
頭頂部、目、SPECIALの文字を書き入れました

黒は、アバドンブラックというカラー。
こちらは頭部のとさか、目に塗りこんでいます

最後に再度コラックスホワイト
「S」の文字を書き入れました

ディテール、ガンダムマーカーのシャープで書き入れました

こちらが今回の塗装で使用した塗料
塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後

色塗り後はソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹き付けて
乾燥させて完成 これがトップコートになります

オールシタデルカラーで塗装したアニメカラーのスペシャルマンです
実際にリング上で戦ったシーンは、ストーリー上はまだ一度もないのですが

塗装後がこちら

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スペシャルマンは、アメリカンフットボールをモチーフにした正義超人で、超人強度は65万パワー。
アメリカ合衆国出身で、フットボールの装備をしたスポーツ超人。
10tの鉄を軽々と持ち上げる。タッグトーナメントではカナディアンマンとビッグボンバーズを結成、テリーマンの幼馴染でもあります。

ということで今回は、キン肉マンのデカ消し、第5弾E型から、スペシャルマン。
アニメカラーで塗装しました。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年1月26日

Posted by エムサンチャンネル