【キンケシ塗装】昭和のデカ消し「ダイヤマン」を水性アクリルでリペイント! #937

2025年6月1日

昭和の名作フィギュア「キンケシ(キン肉マン消しゴム)」を、令和の今、筆塗りでリペイントしています。
今回は、当時モノのビッグサイズ「デカ消し」から、第4弾D型に収録されたダイヤマンを水性アクリル塗料で塗装しました。

全身をブルーメタリック一色で仕上げた、シンプルながら重厚感のある塗装です。
使用したのはシタデルカラーファレホカラー。どちらも高品質な水性アクリル塗料で、筆塗りとの相性も抜群です。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!


デカ消し第4弾D型とは?

今回使用したフィギュアは、昭和当時に販売された正規品の丸越製キンケシ・デカ消し第4弾D型
パッケージには専用ブックレットも同梱されており、コレクターには嬉しい内容となっています。

この第4弾には、今回のダイヤマンをはじめ、ペーパーミイラパーソナルマンといった、ややマニアックな超人たちもラインナップされており、個性豊かなシリーズとなっています。


リペイント前の状態チェック

塗装前のダイヤマンは、若干の曲がりや黒ずみが見られましたが、目立つダメージはなし。
通常通りの工程で下処理からスタートしました。


キンケシ塗装の基本工程

キンケシ・デカ消しの塗装は以下のような手順で進めています:

  1. 煮沸処理:熱湯で形状を整え、汚れや表面の埃を除去
  2. ベンジン漬け:可塑剤・塩ビ成分を抜き、塗料の定着をよくする
  3. 下地処理:乾燥後に**Mr.スーパークリア(つや消し)**を吹き付けて塗装の下地を作成

使用カラーと塗装の流れ

【1】下地塗装

  • 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
  • 方法:水で薄めて全体に筆塗り。広い範囲も数分で塗れる手軽さが魅力です。

【2】本塗装(メインカラー)

  • 使用塗料:シタデルカラー BASE「グレイナイトスティール
  • 補助剤:ラーミアンメディウムで若干希釈し、ムラなく均一に塗装

【3】仕上げ(陰影の追加)

  • 使用塗料:シタデルカラー シェイド「ドラケンホフナイトシェイド」
  • 目地やくぼみに流し込むことで自然な陰影が生まれ、立体感がアップします。

筆・道具について

塗装はすべてオール筆塗りで行いました。

  • 細部:模型用の面相筆
  • 広い面:平筆や刷毛を使用し、効率化を図りました。

使用塗料の紹介

シタデルカラー(Citadel Colour)

イギリスのゲームズワークショップ社が販売する、模型・ミニチュア塗装向けの高性能アクリル塗料。

  • BASEタイプは高い隠ぺい力で下地に最適
  • SHADEはディテールに流れ込んで自然な影を作り出す液体塗料

ファレホ(Vallejo)

世界的に評価の高いアクリル塗料ブランド。

  • なめらかな筆塗りが可能で、筆ムラも出にくい
  • 「ゲームカラー」シリーズは鮮やかな色味が特徴で、人物・モンスター系に最適

塗装時間と仕上げ

今回の塗装にかかった時間はおよそ15分程度
仕上げに**ソフト99・ボデーペン(クリア)**を全体に吹き付けてコーティングし、乾燥後に完成です。


完成レビュー:デカ消し・ダイヤマン

台座にセットして、フロントビューからリアビューまでしっかり鑑賞できる仕上がりに。
シンプルながら存在感のある一体になりました。


まとめ:昭和キンケシを令和の技術でよみがえらせる楽しみ

今回は、昭和の懐かしアイテム「キンケシ・デカ消し」第4弾D型のダイヤマンを、水性アクリル塗料でリペイントしました。
キン肉マンファンや昭和ホビー好きの方にとって、懐かしくも新しい魅力を感じていただけたら嬉しいです。


今後もキンケシ塗装記事をアップ予定!

今後もさまざまなキンケシを塗装してご紹介していきます。
ブログの更新をお楽しみに!

■これまでのダイヤマン関連の塗装(別個体・カラー)記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年6月1日

Posted by Mさん模活時間の記録