【キンケシ塗装】昭和のデカ消し「ダイヤマン」を水性アクリルでリペイント! #937
昭和の名作フィギュア「キンケシ(キン肉マン消しゴム)」を、令和の今、筆塗りでリペイントしています。
今回は、当時モノのビッグサイズ「デカ消し」から、第4弾D型に収録されたダイヤマンを水性アクリル塗料で塗装しました。

全身をブルーメタリック一色で仕上げた、シンプルながら重厚感のある塗装です。
使用したのはシタデルカラーとファレホカラー。どちらも高品質な水性アクリル塗料で、筆塗りとの相性も抜群です。
制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
デカ消し第4弾D型とは?
今回使用したフィギュアは、昭和当時に販売された正規品の丸越製キンケシ・デカ消し第4弾D型。
パッケージには専用ブックレットも同梱されており、コレクターには嬉しい内容となっています。


この第4弾には、今回のダイヤマンをはじめ、ペーパーミイラやパーソナルマンといった、ややマニアックな超人たちもラインナップされており、個性豊かなシリーズとなっています。
リペイント前の状態チェック
塗装前のダイヤマンは、若干の曲がりや黒ずみが見られましたが、目立つダメージはなし。
通常通りの工程で下処理からスタートしました。



キンケシ塗装の基本工程
キンケシ・デカ消しの塗装は以下のような手順で進めています:

- 煮沸処理:熱湯で形状を整え、汚れや表面の埃を除去
- ベンジン漬け:可塑剤・塩ビ成分を抜き、塗料の定着をよくする
- 下地処理:乾燥後に**Mr.スーパークリア(つや消し)**を吹き付けて塗装の下地を作成



使用カラーと塗装の流れ
【1】下地塗装
- 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
- 方法:水で薄めて全体に筆塗り。広い範囲も数分で塗れる手軽さが魅力です。
【2】本塗装(メインカラー)
- 使用塗料:シタデルカラー BASE「グレイナイトスティール」
- 補助剤:ラーミアンメディウムで若干希釈し、ムラなく均一に塗装
【3】仕上げ(陰影の追加)
- 使用塗料:シタデルカラー シェイド「ドラケンホフナイトシェイド」
- 目地やくぼみに流し込むことで自然な陰影が生まれ、立体感がアップします。



筆・道具について
塗装はすべてオール筆塗りで行いました。
- 細部:模型用の面相筆
- 広い面:平筆や刷毛を使用し、効率化を図りました。
使用塗料の紹介
シタデルカラー(Citadel Colour)
イギリスのゲームズワークショップ社が販売する、模型・ミニチュア塗装向けの高性能アクリル塗料。
- BASEタイプは高い隠ぺい力で下地に最適
- SHADEはディテールに流れ込んで自然な影を作り出す液体塗料
ファレホ(Vallejo)
世界的に評価の高いアクリル塗料ブランド。
- なめらかな筆塗りが可能で、筆ムラも出にくい
- 「ゲームカラー」シリーズは鮮やかな色味が特徴で、人物・モンスター系に最適

塗装時間と仕上げ
今回の塗装にかかった時間はおよそ15分程度。
仕上げに**ソフト99・ボデーペン(クリア)**を全体に吹き付けてコーティングし、乾燥後に完成です。
完成レビュー:デカ消し・ダイヤマン
台座にセットして、フロントビューからリアビューまでしっかり鑑賞できる仕上がりに。
シンプルながら存在感のある一体になりました。



まとめ:昭和キンケシを令和の技術でよみがえらせる楽しみ
今回は、昭和の懐かしアイテム「キンケシ・デカ消し」第4弾D型のダイヤマンを、水性アクリル塗料でリペイントしました。
キン肉マンファンや昭和ホビー好きの方にとって、懐かしくも新しい魅力を感じていただけたら嬉しいです。


今後もキンケシ塗装記事をアップ予定!
今後もさまざまなキンケシを塗装してご紹介していきます。
ブログの更新をお楽しみに!

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