#605【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第2弾(B型)アシュラマン(原作カラー)

2023年6月11日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第2弾、B型から、悪魔騎士バージョンのアシュラマンを塗装しました。

Point☆

・昭和レトロのキン肉マン消しゴム、丸越製のデカ消し
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、SHODOの仮面ライダーキットを失敗せずに塗装する方法

今回は原作カラーでの色塗りです。

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塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。
経年のくすみ、汚れ、はありましたが比較的保管状態も良く綺麗でした。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはベースカラーのレイス・ボーン。
「BASE」塗料で、顔料が多く隠ぺい力の高いカラー。
キンケシの地にそのまま塗ってもしっかり色が乗っていきました。
このあとで上塗りする箇所は全て、このカラーを下地として塗りました。

2色目は金、レトリビューターアーマーです。
頭部の冠に塗りました。
先に塗った下地が完全乾燥したあとで上塗りしています。
あと、左側ミスターカーメンの腕飾りもこのカラーを塗っています。

3色目に赤、メフィストンレッドです。
テリーマンとブラックホールの腕のグローブ。
アシュラマン本体の兜の装飾、口。
アトランティスのリストバンドに塗りました。

続いてベインブレイドブラウン
この色は左側真ん中のザ・魔雲天の腕の色として塗りました。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

今回カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑・超人やコミックスの表紙等。

色分け、色数ともに多く、塗装にかかった時間は約120分でした。

続いて上塗り。テリーマンの腕に、フレイドワン・フレッシュを塗りました。

次にアトランティスの腕は緑。ワープストーングロウです。

ミスターカーメンの腕は、先のテリーマンとは少し色味を変えて、キスレヴ・フレッシュ

アシュラマン本体のコスチュームは、ホブグロット・ハイドという、黄土色に近いカラーで塗りました。

黒・アバドンブラックです。
右側一番下のブラックホールの腕、それからアシュラマン本体のレッグカバーの色に使いました。

この黒塗料はシタデルカラーのBASE塗料、キンケシのペールオレンジの地にもすいすい載っていきました。顔料が多く、隠ぺい力高いです。

続いてブルーホラー
阿修羅面、冷血のマスクのカラーにしました。

茶色、モーンファングブラウンを、阿修羅面怒りの面、それからベルトに塗りました。

ここでアシュラマン原作カラーの特徴的なボディカラー、青。
ザ・ファングというBASE塗料で塗り入れました。

塗料最後は銀、アイアンハンズスティールです。
ベルトのバックルと、テリーマンの腕・肩のシルバースターに塗りました。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って
模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

目を、マッキーケアの超極細・黒で入れました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
以前に塗ったアニメカラーとはやはり印象の異なる青カラーのアシュラマンになりました。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

アシュラマンそして関連するデカ消し

この造形のアシュラマンは、悪魔六騎士時代、死の五重リングで、テリーマンにもぎ取られた腕をかつての悪魔超人や、対戦相手のテリーマンから奪い取り6本を完成させた形態のもの。
結果的にはこのテリーマン戦は「引き分け」でした。

懐かしい1980年代当時物のデカ消し。

まずは今回塗装のアシュラマンと同じ、シリーズ第2弾にラインナップされたネプチューンマン。

同じく第2弾、はぐれ悪魔超人コンビの盟友、サンシャイン。

最後にもう一体、当時は「悪魔騎士」の名で、デカ消しでは第8弾で登場したゴールドマン、金のマスクです。

どれも当時子どもだった世代の皆さんにはなじみ深い超人たちですね。

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でかキンケシで第2弾に封入されていたブックレットです。
この弾はテリーマンやプラネットマン、アトランティスなんかもあってかなり充実した10体の弾でした。

当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
懐かしい思い出がよみがえってきます。

というわけで、今回はでかキンケシ・第2弾B型から、アシュラマンの色塗りでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年6月11日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c