#581【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第2弾(B型)アトランティス
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第2弾、B型のアトランティスを塗装しました。
・悪魔超人で人気の「アトランティス」の昔のキン消し
・丸越製のキンケシ「デカ消し」って覚えてますか?
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
動画でチェック!
Youtube動画で見る
塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
落書きなどこそなかったものの、黒ずみ、汚れがありました。概ね色塗りには支障がないのでそのまま、いつも通り下準備をしていきました。
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはベースカラーのレイス・ボーン。
今回は上塗りするカラーが仕上げ色になるパターンだったのでほぼ全面に、少し色味は変えながら下地塗料を塗っていきました。
アトランティスのこのデカケシは2体目の塗装。
前回はコスチュームをアニメ版に寄せた明るいオレンジにしていたので、今回は原作版に寄せてみました。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
今回カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑、超人です
塗装にかかった時間は約60分でした。
2色目は、ボディの緑を上塗りする箇所に、コラックス・ホワイト。
主に寒色系のカラーを塗る際の下地として使っているいわゆる白です。
3色目は赤、メフィストンレッド。
リストバンド、目、口の中、ブーツと、緑のキャラのカラーにあってアクセントになる目立つ色です。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
ここで一部のラインだけですが黄色・アヴァーランドサンセットを塗りました。
先に下地を塗っておいた腰巻のリングコスチュームに、上塗りカラーのベインブレイド・ブラウンを入れました。
ここでメイン、一番塗装面積の多いボディの色、緑、ワープストーン・グロウです。
歯に、再度の白、コラックスホワイトを入れました。
最後にシェイドカラーの「ナルンオイル」で、全体に質感と陰影を出しました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
塗装前からは一変、鮮やかなカラーリングで雰囲気が出ました。
アトランティスについて
アトランティスは、半魚人がモチーフの悪魔超人で、超人強度は145万パワー。
オーストラリア出身、7人の悪魔超人の一人で、古代大陸のアトランティス族の末裔。
上野不忍池特設リングでのロビンマスク戦、キン肉マン戦が印象的でした。
動画でチェック!(塗装シーンのみ)
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
懐かしい面々のデカ消しを持ってきました。
今回の共通点は、7人の悪魔超人。
まずは最初にキン肉マンと東京タワーで戦ったステカセキング。
デカ消しでは、第3弾でのラインナップでした。
次にブラックホール。
こちらはデカ消し第1弾で商品化されました。
鳥取砂丘でリキシマンと対戦、デビルトムボーイが思い出に残る「スプリングマン」。
こちらは北海道ピラミッドリングでブロッケンJr.と対戦したミスターカーメンです。
どれも、あの頃子供だった世代の皆さんなら、一度は手にしたことがある超人だったかもしれないですね。
でかキンケシで第2弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装したアトランティスをはじめ、テリーマン、ジェロニモ、アシュラマン、サンシャインなど主力どころの超人が目白押しの弾でした。
当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
良き思い出です。
というわけで、今回はでかキンケシシリーズから、アトランティスの色塗りでした。
あわせて読みたい記事
◆キン肉マンの記事TOPIX
◆関連するキン消しの塗装記事