【当時物キン消しリペイント】デカ消しアシュラマンを水性アクリルで筆塗りカスタム！#510
1980年代の懐かしの「キン肉マン・デカ消し」第2弾（B型）アシュラマンを、フリーハンドでリペイント。水性アクリル塗料（シタデルカラー＆ファレホ）を使い、当時の質感を生かしつつリアルな彩色に挑戦しました。筆塗りならではの温かみとレトロ玩具の魅力をお届けします。
動画でチェック！
Youtube動画で見る
1980年代のレトロ玩具「キン消し」を現代の技術で再現
当時物のデカ消し（丸越製）を題材に、懐かしさと新しい塗装表現を融合。コレクターにもモデラーにも刺さる内容です。
フリーハンド筆塗りによるリアルな仕上がり
水性アクリル塗料（シタデルカラー＆ファレホ）を使用し、細部までこだわった筆塗り表現。筆跡や重ね塗りの温かみを活かした制作過程を紹介。
キン肉マンキャラ「アシュラマン」の造形と塗装の魅力を再発見
アシュラマン特有の筋肉表現やカラーリングを研究し、原作のイメージに近づけたリペイントでキャラクターの魅力を再評価。
塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
ここから、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤（塩ビを柔らかくする薬剤）を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
そして塗装。です。
筆塗り塗装
これまで塗ってきたデカキンケシの中では、もっとも多く、1体で色を使ったと思います。
こちらが今回の塗装で使用した塗料等。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
順番に見ていきますが、まずは下地塗料として、ベースカラー
・アシュラマン本体の肌の色、ミスターカーメン・魔雲天の腕にモルガストボーン。
・冷血の仮面の下地、目や歯の色としてコラックスホワイト
・アトランティス・テリーマンの腕の下地としてレイスボーン。
ベースカラーをそのまま生かしたのが
・黒のアバドンブラック、こちらはブラックホールの腕
・同じくブラックホールの腕と口の中、装飾物の色として赤のメフィストンレッド
・ブーツや頭飾りの黄色のアヴァーランドサンセット
・アシュラマンのボディスーツは茶色で、ソンディアブラウンで塗りました。
アシュラマンの肌の色のドライブラシにだけ、ダイオのドライブラシ専用塗料を使用しています。ちょっと濃いめのフレッシュカラーです。
次にレイヤーカラーで、
・アトランティスのリストバンドのトロールスレイヤーオレンジ
・同じくアトランティスの腕の色としてワープストーングロウ
・テリーマンのグローブは水色にして、ローザンブルー。
・ザ魔雲天の腕の上塗りにカラクストーン。
・阿修羅面冷血の上塗りはブルーホラー
・テリーマンの腕は、塗り方はドライブラシにして、フルグリムピンクを使いました
あと、「レイクランドフレッシュシェイド」というシェイドカラーで、肌の部分にスミ入れ。
仕上げの細かな線（主に目）をガンダムマーカーのシャーペン0.3mmを使用しています。
塗装にかかった時間は約2時間30分でした。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートです。
塗装後
塗装後がこちら。
腕が6本あってそのうち5本が違うデザインということで、かなり手間暇かかりましたが
それなりの完成度でできて、良かったです。
アシュラマンについて
アシュラマンは、魔界出身の悪魔超人。
超人強度は1000万パワーの設定です。
必殺技は阿修羅バスター。
黄金のマスク編でテリーマンと戦いました。タッグ編でのパートナーはサンシャイン。
キン肉星王位争奪編では、ソルジャーチーム・超人血盟軍の一員として参戦します。
原作カラーの青、というバージョンもあるので、また次の機会があればやってこのでかキンケシでやってみたいと思います。
まとめ
こちらはでかキンケシの当時物、アシュラマンを含む第2弾に入っていた台紙です。。
当時は気にしていなくて、あっても捨てていたか、台紙の入ってないものを駄菓子屋さんなんかで買っていたことも多かった記憶です。
というわけで、今回はでかキンケシ第2弾から、アシュラマンでした。
あわせて読みたい記事
◆キン肉マンの記事TOPIX
◆キン消しの塗装記事