#861【消しゴム塗装】スクリューキッド(キン肉マン デカ消し丸越製第1弾)

2025年2月19日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、スクリューキッドをペイントします。マッスルファイターと名打たれたセット玩具のパッケージカラーにて
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しキン肉マン第1弾「スクリューキッド」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogで塗装の記録を見る

Youtube動画

before~after

記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました

第1弾では主人公のキン肉マンはじめロビンマスクやラーメンマン
悪魔将軍、バッファローマンという敵のボスキャラもラインナップされています

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

塗装後のレビューを先に
今回は、デカ消し10体がセット販売された「マッスルファイター」という商品の箱記載のカラーを再現するイメージで色を決めました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました

全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、肌カラーです
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュです
隠ぺい力の強い、粘性の高い塗料

下地に先に塗った白も効いて、うまく色が乗りました
少し濃い、はっきりとした色味の肌カラーです

今回のマッスルファイターパッケージカラーでは、ネジの部分は黄色で塗ります
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
腕、脚、パンツとフェイス部分に
この造形のスクリューキッドは、フェイスの顔なしバージョンです

隠ぺい力には課題のある黄色ですが、この塗料は優秀
白の下地も効いて一発で色が乗っていきます

ヘッド部分だけメタリックに
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました

さすがに発色の良い銀色です

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

ここからは陰影を付けて質感を高めるために
シタデルカラーのコントラスト・スケルトンホードを水で溶いて染め塗り

続いて黄色に液体塗料を上塗り
シタデルカラー、シェイド、カサンドライエローです
彫られたネジのスジに流れ込み陰影が付きました

最後はヘッドの銀の上に、シタデルカラーのシェイド・ナルンオイルを全体に塗りました
これで質感が高まり、陰影も出ました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約50分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
スクリューキッド、マッスルファイターの箱カラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

スクリューキッドは、アメリカ合衆国ネバダ出身の完璧超人。
超人強度は1300万パワー。ケンダマンとの「乱入コンビ」として、夢の超人タッグ編で登場しました。
ツープラトン、地獄のネジ回し、でモストデンジャラスコンビを倒しました。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました

◆関連するスクリューキッドの模活記録記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年2月19日

Posted by Mさん模活時間の記録